2章19話
母親が宣言した通り次の日双子を傍らに眠らせながら私に勉強を教えてくれるらしい。
「タージャ今から読み書きを教えるわよ。この世界には様々な民族がいてそれぞれの言語つまり言葉などがあるの。この国の大半はエヨノと呼ばれる人種で公用語は現代エヨノ語があるけどその他に古代エヨノ語があるの。それには力が宿っているので特殊な職業の人などが習得するようになってるんだけどまあ古代エヨノ語のことは一先ず置いといてまず私が今からこの板に文字を書いて読むからそれに続いて読むのよいいわね。」
そう言って母親はどっから持ってきたのか分からない板に見たことないような私から見ると記号に見えるような文字を板に墨のようなもので書いていくその文字に私は覚えていけるのかと自分の言語能力に不安がよぎる。
母親に言われたようにとりあえず文字と読みを合わせながら必死に覚えようと一応努力するがまあ一筋縄ではいかないよね。
本日覚えたのは自分の名前と家族の名前だった。
その時に初めて自分のフルネームを知るのである。
『タージャ・ラドライン・サガン』
要は、本人の名前・父親の名字・母親の名字、ってことらしい。
女性は結婚すると四つ目に相手の姓が入るらしく母親のフルネームは
『リシュレ・サガン・コンパーロ・ラドライン』
になるあーややこしや。
こんな感じで果たして私はちゃんと覚えれるか心配だ。




