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2章16.5下

呆然と高速で動く物を見ながらレニーに


「あのさあ無理だよね。」


弱音を吐くと


「お客様この場合は一種のお祭りイベントと考えて頂いて宜しいので手段は問いませんのでぜひ頑張って捕まえて下さいませ。」


手段といったって…とりあえずノーマル状態で追いかけるか?

追いかけるにあたりレニーに


「このイベントって時間制限はあるよね?」


なんとなく嫌な予感がして聞いてみると


「ございませんお客様がギブアップした時点で終了となりますのでちなみに他担当者のお客様が違う雪原でもう2年ほど過ごされていらっしゃる方がおられます。」


二年というのに絶句してしまいそいつプレゼントをそう取りするつもりかその執念に恐れいった。


「私は一枚取れたらもう帰るからこんな寒々しい場所に長々と居たくないし。」


レニーにそう宣言して捕まえるサンタクロースと馴鹿とソリを探す。

まずサンタクロースだが色が可笑しくないか?赤のサンタはわかるが青と黒はどういうこと?

そんな疑問もぶっ飛ぶような見た目のふくよかさに反して陸上選手並みの速さで走り去るサンタクロース……ムリだわ。


次に馴鹿を見ると…………なにあのデカさまるで某漫画の黒○号のような威圧感半端ない馴鹿これもムリだわ。


最後にソリ………………えっ、馴鹿繋いでない?木製のソリがなんの動力もなくスーっと動く姿はシュール以外の何者でもない怖いわ。


ノーマル状態ではどれも無理な気がし自分の持てる能力で考える………………考える……………………この方法ならイケるか?


先ずは隠れ祝福の中華鍋を出すそれに水の祝福でオレンジ100%のドリンクをそのなかに注ぎ馴鹿が近付くのを待つドリンクが凍ったら脇に鍋を返しまた注ぐひたすらそれを繰り返して馴鹿が飲みに来るのを待つ。


どれくらい待っただろうかボーッとしているところに馴鹿が鼻をひくひくさせながら近付いてきて中華鍋に入っているオレンジドリンクを飲み始めた。

えーとカードは何処だと馴鹿を見ると一番取りたくない馴鹿の角先にカードが細い紐で引っかけてあった。

ムリだ……いやイケるか?でもうーん…………よし、一か八か取ってみるか。

恐る恐る震える手で馴鹿の角先に掛かるカードをそーっとそーっと外した。

その直後中華鍋のオレンジドリンクを飲み終えた馴鹿と目が合いうわーっと思っていると馴鹿は踵を返し走り去っていって何事も起こらず助かったわ。

それを見ていたレニーが


「お客様おめでとうございます。無事にカードが取れて担当者としては安心しました。さあお客様カードをお改め下さい。」


とカードを見れと促すからカードの内容を見ると


{お客様おめでとうございます。このカードはG16で担当者にこのナンバーを伝えて景品をお受け取り下さい。}


景品ってなんだ?


「ねぇカードにG16って書いてあったんだけど」


レニーに伝えるとレニーが何処からともなくリボンの掛かったデコレーションしてある長細い箱を取り出して


「お客様おめでとうございます。こちらが景品となります。どうぞ改めて下さい。」


箱の長さからもしかして短剣?期待に胸を膨らませレニーから箱を受け取るとあれっ意外と軽い、箱をがさがさとデコレーションを外して開けるとそこにはなんと……………………………………………………お玉…………………………ハァァア?


レニーにモンクを言おうとしたら


「お客様おめでとうございます。こちらが景品の神のお玉になります。大変珍品でありますのでマニアの間では幻のお玉と言われています。……ああお客様大変お疲れのようにお見受けしますのでさぁお帰りなさいませ。」


文句を言われるのが分かったのかレニーはさっさと私を返しやがった。


気が付くといつものようにベッドに横たわり片手にお玉という大変シュールな図になってる。


えっ、ひょっとして不要品を処分しただけか?


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