2章4話
あれから数日考えれば考えるほど他人兄弟のことを考えると憂鬱だ。
しかし悩む姿を両親に見られると不味いので考えるのは寝る前と決めている。
そんなこんなでその日はやって来た。
午前中父親に何時ものように付いていき偶々現れたスライムをこのやるせない気持ちをぶつけるように滅多打ちにして昼に帰ると母親がニコニコして出迎えた。
父親と私を早くテーブルにつくように促し
「あのね二人に報告したいことがあるの。」
私は母親のその一言でその次に告げる事柄を予想できた。
「実は赤ちゃんが出来たのよ。」
母親の言葉を聞いて父親は
「ほ、本当か?やっったー。」
喜びを爆発させる父親とは対照的に絶望が溢れる私の心、その姿が母親が見て
「タージャ、
あなたに妹か弟が出来るんだけど、もしかしたら暫くは赤ちゃんに掛かりきりで今までのようにタージャに構うことが出来なくなるけどだからと言ってあなたが可愛くないわけじゃないのよ。タージャも生まれてくる子もどちらもかわいい我が子なのよ。タージャはお姉ちゃんになるから赤ちゃんのことを可愛がって守ってあげてね。」
母親が一生懸命私に言い聞かせて赤ちゃんのことを納得させようと必死なので
「うん、わかった。」
とりあえずそう返事をして溢れる様々な感情を押し殺した。
その次の日から母親は妊婦として用心するため私の指導を出産まで休止することになったのでお陰で暇な時間が増えて色々な実験を裏庭でおこなうことにした。
そう色々なやつね。




