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1章閑話(中)

おいらブクタだけど今日はタージャを遊びに誘うぜ。

そう思ってダボスさんの家に来てドアを叩き


「タージャ、遊ぼうぜ。」


返事がない…もう一度叩き


「ダボスさん、タージャと遊びたいんだけど。」


返事はない、いないのか?

自分の家に帰ってとーちゃんに


「ねぇとーちゃん、ダボスさんの家に行ったけど誰もいないよ。」


とーちゃんに尋ねると


「あぁ、ダボスさんはいなかったけど何してる人なの?大体この村の人じゃないよね。」


ダボスさんが近所に住んでいるのは知っているけどとーちゃんは猟師で農家だじゃあダボスさんはなにする人?


「ダボスさん?ダボスさんは元は騎士様じゃったんじゃが結婚を機にこの村に住むことにしたそうだ。ダボスさんはこの村では最初農家になるつもりだったらしいのだがある時立て続けに山賊と魔物が襲ってきてダボスさんと奥さんのリシュレさんが退治してくれたんじゃ。この事で村人達が話し合って村人達から毎月少しずつお金を徴収してまとめてダボスさんに払い村を魔物とか山賊などから村を守るようにしてもらってるんじゃ。そのお陰でここ4年近くは他の村よりかなり平和なんじゃ。で、ダボスさんは毎日村の隅から隅まで見回りをやっとるのじゃ。」


つまりは村を守る人ってことで毎日見回ってるってことか。


「ダボスさんはいないのは分かったけど子供のタージャは出てこなかったよ。」


まさか一緒に行ってることはないだろうと、とーちゃんに尋ねると


「ダボスさんが誰が来ても開けないように言ってるんじゃないか?奥さんのリシュレさんが遠くに出かけてるらしく自分が見回ってる間はこんな田舎とはいえ幼子を一人で留守番させるんだからな。」


なーんだ嫌われたから出てこないわけじゃないのか。

よし、明日からダボスさんがいない間おいらが見守ると心にちかった。


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