1章第29話
初めて青汁を生産してから暫くは午前は父親、午後は母親に鍛えられている。
父親といるときは大抵何事もなく素振りのみで済むことが多い。何度かスライム以外の魔物を遠目で確認ができたとたん父親がダッシュしてあっという間に討伐してしまう。父親に追い付くと
「流石に年齢、身体能力的にスライム以外は無理だからタージャが他の魔物に気づかれる前に倒さないとな。」
そう言って魔物を倒したばかりの剣を一振りブンッと魔物の体液を払っていた。そういえば父親の剣をよく見たことがなかったなとジーッと見ていると
「ん?ああ、タージャに剣を見せたことなかったな。この剣は下級騎士に任命されるときに国から支給された由緒正しき国産下級騎士専用和型曲刀B-3という名前の剣だ。量産品だが国産だから品質は保証されてる一品だから刃こぼれは滅多にしない使い勝手がいいものなんだよ。」
父親は下級騎士に成り立てのごろごろを思い出してるのか遠目をしている。それより和型?聞かずにはいれず
「お父さん、和型?B-3?ってどういう意味ですか?」
父親はちょっと考える仕草をして
「詳しいことは分からないがこういう刃が反っている剣を和型と一般的にはいうらしい、B-3などはこの剣の材質などを表してるそうだ。」
話の内容から想像するに私より前にこの世界に来た人がどうやら関係してるっぽいな。
「お父さんもうすぐ昼になりますから帰りませんか?」
昼食を取るべく帰るのを提案した。やたら国産を強調したのが気にはなったけどね。




