1章第20話
一方タージャ達父子は見回りの途中で村外れの広い草原に来ていた。
「タージャお父さんはなずっとタージャのことを何時でも守れないことをこの間のことで痛感した。リシュレの許可は後で取るとしてタージャをその辺の荒くれものに負けないくらいに強くしたいんだ。その為に今の年齢から始めるべきだと思う。タージャはどう思う?」
その辺の荒くれものに負けないくらいって立派な剣士にでもするつもりかよとタージャは思ったが
「お父さん、お願いします。誘拐犯にまけたくないです。」
誘拐犯に負けたくないは本心だ。
「タージャなら分かってくれると思ったよ。じぁあ早速剣なんかの刃物はまだまだ早いからまずはこのその辺に落ちてる小枝で訓練しよう。」
父親に小枝を持たされブンブンなんとなく振っているとき、今となっては前世になった日本で見たTVで確かつばめ返しを見てへーっと思ったな。確か相手に斬りかかる動作はフェイクでそのあとにしゃがんで相手の足先の動作を見て譲歩案に振り上げてなかったっけ?まあそれは追々鏡に背が届くようになったらネットで調べるかとなんとなくうろ覚えでその動作をしてみると
「な、なんということだこの子は天に二物の才能を与えられてるなんて。リシュレとよく話しあわなければ。」
と父親にあらぬ誤解を招く結果となって最初からかなり厳しい修行になるのであった。




