1章第19話
館長が見守るなか地下室へバジャンを後ろに従えて階段を慎重に下って行く。
「俺も着いて行くがこのままだと役に立ちそうにないんだが。」
行く意味ないとバジャンは告げるがリシュレは
「別にそこは期待してないから。この場合大抵霊体を引き寄せる物があると思う。私がそれを燃やしてもいいけどその瞬間この建物の半径50m位跡形もなくなくなるから。」
それを聞いてピンときたバジャン
「ハッ、だからかお前がリッチを倒した日に首都の郊外で物凄い音と光と地響きがあって市民から通報が相次いであったんだぞ。そのあと音のあった場所に行ってみると大きな穴が空いていた。嗚呼どおりでリッチ殺しのリシュレを恐れて聖会はお前を聖女にするのをやめたんだ。」
当時から実力だけは認めていたバジャンでさえも聖女に選ばれなかったのを不思議がった。その頃からリシュレの悪い噂だけがながれたのだった。
「その時は凄く傷付いたけど、まぁ聖会としてはそこそこ実力があって見た目が良くて操り易い人がいいんでしょ。そんな体制が何時までも続くわけないのにね。」
リシュレはなにやら含みがあるような言い方をした。
バジャンはその理由を聞こうとしたが
「つまらない話しをしていてら着いたわ。」
見るからに禍々しい雰囲気の扉が鎮座していた。リシュレは何の躊躇もなくドアを開け
「雑魚が散れ。」
バジャンが霊体を認識する前にリシュレの言葉ですべて消えてしまった。
「お前やっぱり怖いわ。みんなが怖がるはずだ。ダボスは偉いよ。」
バジャンはダボスの器の広さに感心した。
「それより元凶を見付けないとだけどあの不自然な本よね?」
見るからに怪しい光を放つ本を何の躊躇もなく本棚から取り思いっきり地面に叩きつけるとギャーと何処からともなく声が
「バジャン、隊長クラスなら多少の火くらい使えるでしょ。さっさとこれ燃やして。」
バジャンは言われるまま本に火を着けたら本がバタバタと暴れてその後灰になって動かなくなった。リシュレはそれを確認して
「さてこれで本がさがせるわ。」
階段の下より
「館長ー、降りてこーい。」
リシュレは館長をよびつけ
「霊体と元凶は跡形もなく消したからね。それより祝福の本で水に関する修行本で館長自身が最高峰と思える本を数冊探して。」
館長に指令を出すとリシュレは椅子に座って待つことにした。
およそ10分後数冊の本を携えてリシュレに
「一応これらの本ですが修行事態はほかの火などと変わりませんよ。ただこの本だけはちょっと違っています。」
一冊の本を差し出し
「この本の作者は不明でして一般的に内容は眉唾物です。この本のいいたいことは要は色んな液体に触れて感覚を身に付けると書いてあります。普通の水から猛毒の沼などかなり危険です。」
それを聞いてリシュレは
「めちゃくちゃだけど面白そうな本ね。この本譲ってくれる?」
普通なら断られるとこだが
「リシュレ様は大図書館のピンチを救って貰いましたしこの本はあってもなくても全然困らないのでどうかお持ち下さい。」
こうして必要な本手にいれて大図書館を後にして
「目的達成か?かえるのか?」
バジャンに聞かれ
「もう首都に用はないからじぁあ私はさっさと帰るわ。バイバイ」
街道までバジャンに送ってもらいこうして帰路につくリシュレだったのであった。
やっとリシュレのターン終わり




