5章29話
古代遺跡都市に繋がる洞窟に入る手前冒険者目当ての商人や短期契約志望の冒険者が昨日と変わらずいるのだが私達4人の姿を見てヒソヒソと話しているなんか感じ悪いなと思っていると一人の大男が近寄ってきてカタリカトの肩に手を置き
「よお有名人、オメーらなんだろあの新人搾取のダニベ兄弟を撃退した奴は、正直助かったぜ何せあいつらが新人から搾取するからここから新人が去っていってばっかりで俺らここで商いしてるやつは買ってくれるやつが減って商売上がったりだったんだここの連中を代表してお礼を言わせてくれありがとよ。」
と大男は言いたいこと言って去っていった。
どうやらあのバカ兄弟にはここの人は手を焼いていたらしいが私はまあ別に自分に降りかかる火の粉を払っただけなんだがな。
カタリカトは触られた肩を払い
「いきなり触るなんて失礼だよね。僕の繊細な肩が折れたらどうするわけこれだから……。」
とぶつぶつ言うと
「まあまあ感謝されたんだかいいじゃないか。」
とスライアがなだめると
「君らは馬鹿力で肩をさわられてないからそういえるんでしょ、他の人に同じように絡まれると面倒だからほらさっさと行くよ。」
と少し不機嫌な感じでそう言い私達は洞窟に入っていった。
昨日より若干洞窟にも慣れて襲ってくるゲっ歯類やコウモリ系統の魔物を倒し奥の暗道亭まで休憩なしに歩く。
歩き疲れるなと思いつつ暗道亭前にたどり着くと中から昨日の店員が出て来て
「お客様、昨日もいらっしゃってますよね。噂になってますよダニベ兄弟のこと私共も正直困ってたんですよ。それでですね今日は特別にお客様達はお礼に飲食代を1割引きさせてもらいますがお食事はとられますか?」
と言われ
「じゃあそうさせてもらうよ。」
とカタリカトが返答し暗道亭で昨日と同じような食事を取る食事中チラチラと他の複数団体がこちらを見てるいて
「視線が五月蝿くて食べづらいね。」
と私とヨナタが話してると
「目を合わせたらだめだよ。だいたいあの兄弟をここの連中は野放しにしてるんだからろくな考えは持ってないよね。君ら気を付けなよ僕かスライアからなるだけ離れないでね。」
と注意を受けた。
視線の居心地の悪さを感じた食事を終え4人で暗道亭を後にし古代都市遺跡に足を踏み入れる。
白い家に白い道一度迷うと行き倒れてしまいそうな景色を眺めてると
「早速この筆を使わないとね。迷わない為にあれを買ったんだからね。」
とカタリカトは一番手前の家の壁を指で示し
「一度試しにここで使ってみようか。」
とコウボの筆を取り出して
「じゃあとりあえず数字の1を書くよ。」
カタリカトは家の壁にコウボの筆先を着けて下方にスッと筆を滑らせ1と書いてみた。
一瞬黒い光が1と白い壁に浮かんだがホワンと直ぐに1と書かれた黒い光が消え白い壁にはもとから何も書かれてないように白い壁に戻った。
……はっ?どういうこと?




