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1第8話

「イタッッ。」


暫く待っていると、右手の甲と人差し指、左手の甲に痛みが走ったが、右手の甲に紋様が表れただけで他の場所には痛みの割にはなにも見当たらない。


「お客様、大丈夫でございますか?祝福が付与されたら分かりやすいように痛みを特別に付けてみました。」


反射的に


「報連相っ(怒)他の場所の紋様は?」


それをスルーして


「お客様はどうやら3つとも無事に付与されても私も安心いたしました。過去に3つ付与を試みた人は灰人になりましたから。」


今さらっと重要な怖いことを告げてるし、


「報連相って言葉知ってるかな?奇跡的に成功したから良かっものの酷くない?」


言わずにはいられないよね。それに構わず


「お客様、付与された祝福は言葉に出すか念じることで発動します。こちらで一応初期動作を確認させてもらってもよろしいですか?」


はい、スルーした。何その家電やスマホの初期動作を確認するような聞き方、もう帰りたくなってきたので


「水。」


どっからともなく出現凄い魔法だー。内心ワクワクしながら続けて


「ネット。」


発動せず……まぁ無理だよね。わかってたよ。続けて


「中華鍋。」


左手にズシリと重みを感じて見てみると中華鍋出現


「中華鍋は出るのかよ。」


思わず地面に叩きつけた。その瞬間中華鍋は跡形もなく消えた。それを見ていたレニーは


「お客様、ネット以外の祝福の発動は問題がないようですね。ネットの場合は恐らく何かを媒体にしたら発動するかも知れませんからこちらを手にもう一度発動確認をしていただけますか?」


と、手鏡を渡してきた。そんな簡単なことかよと


「ネット。」


手鏡がピカッと光ると鏡面に某検索エンジン登場


「ネットに繋がんのかよ。もうチートじゃないか。何て日だ。」


某芸人のギャグもついでに発動するほど衝撃的事実それに構わずレニーは


「お客様、初期動作も確認されたのでお帰りください。一時的に儀式の時間を止めていたので怪しまれることは有りません。」


帰そうとするので


「あれっ水以外の紋様は?発動したからあるはずだよね。」


しつこく聞いたら


「お客様、水以外の祝福は本来ソワーシンに存在していませんので混乱を避けるためオプションとして体内に埋め込みました。」


オプションってと心で突っ込むと


「お客様、大変お疲れ様でした。またお会いする事もあると思いますのでそれまでご健在でいてください。」


その瞬間視界が暗転した。


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