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第6話 友よ。この声は届いているか
人の命は短い。
地上に産み落とされてから、ずっとずっと感じていた。
ともに旅をした時間は、私にとっては一瞬で。
巡り合うまでの時間は、あまりに長い。
――友よ、また会おう。
その言葉を信じて、何度も何度も何度も、私とお前は巡り合い。
何度も何度も何度も、別れを繰り返す。
魔のものたちの気配を感じる。
だから、きっと直ぐ会える。私の半身よ。
今度は私のことを覚えているだろうか。
魂は同じなのに、いつもお前は私を忘れてしまっているから。
あの時旅した話をしよう。
いいや、お前に語らせてみた方がいいのだろうか。
なかなか生まれてこないから、私の翼は空を駆ることができなくなってしまったよ。
早く、またお前と共に、あの空へ――。




