表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
788/793

788話

 そして青い業火に打ち勝つことが出来たエルフィーが放った太い光の矢はそのまま光の軌跡を空中に残しながら飛んでいく訳なのだが、レヴィーエルはそれをまともに受ける気は無いようで、その場から回避しようと動き出そうとしていた。


「レヴィーエルさん...ここからは逃さないっすよ...」


 しかしその場から逃げようとするレヴィーエルの両手両足へ地面から唐突に生えてきた水の鞭のようなものが締め付けるかのように巻き付き、その場から逃げ出さないように拘束されることとなってしまう。


 その水の鞭を作り出した人物は先程まで倒れていたアインであり、どうやら意識を取り戻し、今の状況を把握した上で、その場から逃げようとするレヴィーエルを拘束するために力を振り絞って水の鞭を作り出したようであった。


「アイン!私の邪魔をしないで頂戴!」


 そして飛んでくる太い光の矢を避けることを邪魔してきたアインに対してレヴィーエルは先程まで余裕そうにしていた雰囲気から一変して激昂し、声を大きく荒げ出す。


 とはいえ、レヴィーエルも黙ってこのままエルフィーの放った太い光の矢に撃ち抜かれてやられる訳にはいかないということで、両手両足に巻き付いた水の鞭を引っ剥がすために魔力を練り上げて全身の体温を上げていくと、ぶくぶくと水の鞭は沸騰させてゆく。


「うっ...逃がしませんよ...!」


 しかしその行為を邪魔するかのように今度はグロッキーな状態から多少なりとも回復したイザベルが風魔法で空弾を放ち、水の鞭の拘束から逃れようとするレヴィーエルの邪魔をしだした。


 そのせいでレヴィーエルは上手いこと魔力を練り上げることが難しくなり、先程まで上昇していた体温が下がってしまったことによって結局アインの拘束からは逃れることが出来なくなってしまった。


「もうっ...!本当に邪魔ばかりっ...!」


 そのため、レヴィーエルはその場から逃げるという判断を諦めると、今度はもう一つの手段としてなのかエルフィーの放った太い光の矢を受け止めるつもりのようで、自身の目の前に9つの尾を幾重にも折り重ねて防御の姿勢を取り出したではないか。


 そしてエルフィーの放った太い光の矢を幾重にも折り重なった9つの尾とぶつかり合うと、受け止められることとなったのだが、威力がしっかりとあるせいで、受け止めることが出来たとしてもかなり厳しいのか唇を噛み締めていた。


 しかし太い光の矢は流石に青い業火を突破してきた後ということもあって、レヴィーエルの9つの尾によって粘り強く受け止められてからは徐々に勢いが殺されつつある様子。


「意外と粘るのぅ...しかし儂はそこまで甘くせんぞ?」


 打って変わってエルフィーはというと、レヴィーエルと違って何かを防いでいる訳でもなく余裕があったため、弓の弦を再び強めに引き絞り、追い打ちとしてなのか追加の光の矢を放っていく。


 そしてエルフィーが追い打ちとして追加で放った光の矢は9つの尾で受け止めていた勢いを失いつつある太い光の矢と合流すると、勢いが元に戻ったのかそのまま押し切るかのように力強く再び突き進み始めた。


 そんな再び力強く突き進み始めた太い光の矢は幾重にも折り重なっていた9つの尾を貫いていき、一瞬でレヴィーエルの胸元部分を通り過ぎると、胸元にはぽっかりと1つの穴が開くこととなり、後ろに向かって力なく倒れることとなるのであった...。

いつも見てくださってありがとうございます!


次回の更新は多分6月1日になると思いますのでよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
script?guid=on
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ