41 Q県の呪われた家にまつわる話
* オカルトブロガーの記事
マイナーだがガチでヤバいオカルトスポットがある……と、タレコミがあった。
んで昨日、おなじみ霊感持ちのNを連れて行ってみたんだが、冷や汗かいてギブアップしてた。
Nはいま熱出して俺の隣で寝てる。
↓行ってきたのはココ↓
[家の外観写真]
今は誰も住んでなくて、夜でもカーテン開きっぱなし。
場所はヒミツ。
Nいわく、関わるだけでヤバいから。
[玄関の接写]
この時点でオーブが映ってる。
[がらんとした駐車スペースの写真]
Nは駐車スペースからずっと顔を逸らしてた。
何回も目が合って怖いって。
そう。ここに停めた車の中で一家全員が亡くなってる。
(車はとっくに撤去されてて無い)
この家に住んでた家族、地元からは評判が良くなかったらしく孤立してたんだとか。
ある年の大雪の日、一帯が停電した夜があったらしい。
これは調べたら新聞記事が見つかった。
暖房がダメになって、多くの世帯が公民館などに避難したって書かれてる。
ここの家族は自分たちだけで寒波を乗り越えようとしたみたいだ。
エンジンをかけた車の中で暖を取り、夜を越そうとした。
そしたら、深夜も降り続けた雪が車のマフラーを塞いで排気ガスが車内に充満。眠ったまま中毒死。
その家族の霊は、まだこの家に留まっている……という話。
で、Nが霊視するかぎりマジっぽい。
複数の霊が混ざってて気持ち悪い、って。
一家ひとまとまりゴースト?
Nはこの時点でクライマックスみたいな顔してたけど、タレコミによるとこの怪談にはまだ先がある。
当時の事情を知る近隣住民は、この家族の死は《ある女の子の霊による復讐》だと思われているらしい。
どうもこの家族、いじめの加害家族なうえ、開き直って被害者遺族に逆ギレした過去があるとかなんとか。
……遺族、という言葉でピンときたアナタ。その通り。
女の子はいじめに関連して亡くなってる。しかも寒い日に。
だから近所の人からしたら、自業自得……みたいな感じだったっぽい。
でさ、誰が語り出したのか、どういう理屈か知らんけど、この家の玄関に雪に見立てた塩を置くと、霊を呼び出せるらしいんだ。
死んだ一家の霊じゃなくて、死んだ女の子のほう。
で、聞こえてくるんだと。
「もーいいかい」って。
かくれんぼの途中みたいに。
女の子は寒い雪の日にだけやって来て、一家と遊んでるらしい。
(雪に見立てた塩は、寒い雪の日と誤認させる意味があるようだ)
生前仲良くできなかったぶんを取り戻そうとしてるみたいだけど、それってつまり、女の子の霊が一家の霊を地縛して成仏から遠ざけてるってこと。
THE・ヤバい霊。
耳を澄ませるとシクシク泣く大人や子供の声も聞こえるらしい。
(俺の撮影には残念ながらそういう音声は乗らなかった)
でもさ、俺が本当に不気味に思ったのはNの話なんだよね。
Nは家族の霊を見て、「混ざってる」って言ってた。
んで、「目が合った。こっちに来る。早く帰ろう」とも。
で、今、俺の隣で、「混ざりたくない」って泣いてる。




