表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/66

41 Q県の呪われた家にまつわる話

* オカルトブロガーの記事


マイナーだがガチでヤバいオカルトスポットがある……と、タレコミがあった。

んで昨日、おなじみ霊感持ちのNを連れて行ってみたんだが、冷や汗かいてギブアップしてた。


Nはいま熱出して俺の隣で寝てる。



↓行ってきたのはココ↓


[家の外観写真]


今は誰も住んでなくて、夜でもカーテン開きっぱなし。


場所はヒミツ。

Nいわく、関わるだけでヤバいから。


[玄関の接写]


この時点でオーブが映ってる。


[がらんとした駐車スペースの写真]


Nは駐車スペースからずっと顔を逸らしてた。

何回も目が合って怖いって。


そう。ここに停めた車の中で一家全員が亡くなってる。

(車はとっくに撤去されてて無い)


この家に住んでた家族、地元からは評判が良くなかったらしく孤立してたんだとか。


ある年の大雪の日、一帯が停電した夜があったらしい。

これは調べたら新聞記事が見つかった。

暖房がダメになって、多くの世帯が公民館などに避難したって書かれてる。


ここの家族は自分たちだけで寒波を乗り越えようとしたみたいだ。

エンジンをかけた車の中で暖を取り、夜を越そうとした。


そしたら、深夜も降り続けた雪が車のマフラーを塞いで排気ガスが車内に充満。眠ったまま中毒死。


その家族の霊は、まだこの家に留まっている……という話。


で、Nが霊視するかぎりマジっぽい。

()()()()()()()()()()()()()()()、って。

一家ひとまとまりゴースト?



Nはこの時点でクライマックスみたいな顔してたけど、タレコミによるとこの怪談にはまだ先がある。


当時の事情を知る近隣住民は、この家族の死は《ある女の子の霊による復讐》だと思われているらしい。


どうもこの家族、いじめの加害家族なうえ、開き直って被害者遺族に逆ギレした過去があるとかなんとか。

……遺族、という言葉でピンときたアナタ。その通り。

女の子はいじめに関連して亡くなってる。しかも寒い日に。


だから近所の人からしたら、自業自得……みたいな感じだったっぽい。



でさ、誰が語り出したのか、どういう理屈か知らんけど、この家の玄関に雪に見立てた塩を置くと、霊を呼び出せるらしいんだ。


死んだ一家の霊じゃなくて、死んだ女の子のほう。

で、聞こえてくるんだと。

「もーいいかい」って。

かくれんぼの途中みたいに。


女の子は寒い雪の日にだけやって来て、一家と遊んでるらしい。

(雪に見立てた塩は、寒い雪の日と誤認させる意味があるようだ)


生前仲良くできなかったぶんを取り戻そうとしてるみたいだけど、それってつまり、女の子の霊が一家の霊を地縛して成仏から遠ざけてるってこと。

THE・ヤバい霊。


耳を澄ませるとシクシク泣く大人や子供の声も聞こえるらしい。

(俺の撮影には残念ながらそういう音声は乗らなかった)



でもさ、俺が本当に不気味に思ったのはNの話なんだよね。


Nは家族の霊を見て、「混ざってる」って言ってた。


んで、「目が合った。こっちに来る。早く帰ろう」とも。


で、今、俺の隣で、「混ざりたくない」って泣いてる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ