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18 盛り塩禁止アパートにまつわる話

 * オカルト板への書き込み:


0214 ほんとにあった怖いナナシ 20XX/X/X

F町にある集合住宅の奇習↓

「玄関ドアの外側に見知らぬ盛り塩があったら、それをアパート裏手の公園の公衆便所前へ移動させないと祟られる」



0230 ほんとにあった怖いナナシ 20XX/X/X

 >>0214

心当たりあるアパート見に行ったらあった

T都

 [写真]



0299 ほんとにあった怖いナナシ 20XX/X/X

 >>0214

似たようなおまじない知ってる

「自分ちに盛り塩を置いといて、それが黒くなったら嫌いな家の前に移動させる。そうすると、その家を不幸にできる。

なお、呪詛塩を置かれてると気付いたときは、その塩で味噌汁を作って犯人に飲ませる」



0304 ほんとにあった怖いナナシ 20XX/X/X

 >>0299

腹壊させにいくの草



0923 ほんとにあった怖いナナシ 20XX/X/X

 >>0214

富弥町だ。近くに住んでるけどずっとやってる

アパート裏の公衆トイレの前、塩の山できててキモいよ




 * とある日記:

人が住んでいない部屋から気配がする。

浮浪者が住みついたのかと時々見に行くが、積もった(ほこり)はキレイなままだ。足跡ひとつない。

けれども、アパートを見に行くたび誰かに見られているような気分になる。

二階のあの部屋から「気配がする」。

他の住人も似たようなものを感じているのか、退去の相談をされるようになった。なんとか引き留めるものの反応は良くない。


あの部屋なら幽霊くらい出てもおかしくはない──住人たちもそう考えているようだった。

死者のうちの()なのか、全員なのか。どんな目的や無念があるのか。詳細は想像できないが。


去る者は追えないから、とにかく入居者を募う。

既存の入居者の不満に繋がらないよう調整をしながら家賃を下げ、ペット可など条件も緩め、不動産屋にも斡旋協力を平にお願いした。


その後も、不気味さを理由に退去されることが続いた。

外壁を塗り替えて雰囲気の改善を試みたりもしたが無駄だった。


腹立たしい。幽霊が家賃を払ってくれたなら、こんなに気を揉まずに済むのに。

明日からは、(わら)にもすがる思いで魔除けを試みる。

お祓いを呼ぶのは大袈裟だから、簡単なところから。


ところで、最近は犬の鳴き声がうるさい。

入居者の誰かが飼い始めたのだろうが、これはこれでトラブルになりそうで胃が痛い。

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