31話
今回から3話ずつ投稿しまーす
体育祭は盛り上がりを見せていた。
先頭を走るのは早苗、メイリーペアだった。
美少女と美女の走りは遅いものの男子達はそれを見るためだけに後ろを走っている。
「はぁはぁ〜もう少しだよ。メイリーちゃん。」
早苗が息を荒げながら言う。
「…うん。」
メイリーは全く疲れていない様子だ。
メイリーは体の小さい早苗に合わせて走っていた。体が揺れるたび早苗の顔にメイリーの巨大な胸が当たる。
それをカメラを構えた野獣達は見逃さない。
「フレーフレーさ・な・え!ガンバレがんばれさ・な・え!!」
香苗の大きな声援のあとに低い男達の声援が校庭に響きわたる。
早苗が恥ずかしそうにしたその時…
「…あ!」
早苗が躓き転びそれに釣られてメイリーも倒れる。
「いった〜い…」
早苗が上半身を起こしてそう言うと後ろを走っていた男子2人組が足を止める。
「だいじょう…あぁ!」
男達が慌てて目を塞ぐ。早苗は不思議に思ったがすぐに理由がわかった。
メイリーが仰向けに倒れ、その上に早苗がまたがっている。
その姿を見たオス達は鼻血を出したり気絶したりとそのハレンチな姿に興奮する。
早苗はパッと顔を赤く染め顔を手で覆う。
香苗はこの瞬間を逃すまいとカメラを構えシャッターを切る。
結局、メイリーと早苗はビリでバトンを渡した。
「ごめん。私のせいで…」
殺しに来た相手に謝罪するという変な感覚を覚えながらも早苗はメイリーに言う。
転んだ時、メイリーは早苗の下敷きになった。早苗もそれには気づいていたが素直にありがとうとは言えなかった。
「大丈夫…」
メイリーがそう言ってさっきまで走っていたコースを指差す。
「うぉぉぉぉぉ!!」
そう言って物凄いスピードで走っているのはあの塚ちゃん先生だ。
「うわぁぁぁぁぁ!!」
そう言って引きずられてるのは浩介だ。
2人はどんどん抜かしていき先頭でなんとゴールした。
「…え…」
早苗は勝った事よりも教育的に大丈夫なのかという塚ちゃん先生の行動に驚くのだった。
「ここじゃ人目も多い。場所を移動しよう。」
裕翔がそう言うと男はとぼけた顔で言った。
「なにを言ってるんですか?」
流石というべきか多分一般人なら今ので騙される。だが裕翔の態度は変わらない。
「……はぁ、無理ですか。わかりました。移動しましょう。」
男は意外にあっさりと認め、人気の少ない路地裏に来た。
「それでなんでしょうか。秋本 裕翔くん。」
そいつの見た目は眼鏡をかけた優しい日本人男性に見えるがそのレンズ越しから伝わってくる殺気はすごかった。
「手を引け。」
裕翔が言う。
「それはあなた方を探るのをやめろと?」
そいつが言う。
「メイリーを殺そうとするのだ。殺人鬼。」
そいつは少し動揺する。
「いや、『十面相』と言ったほうがいいか。」
裕翔がそう言った相手は担任の先生である小林 遥なのだった。
あえあのなにもないです




