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世界の果てまでもあなたを追いかける  作者: お歌詞屋さん
24/33

24話


「はぁはぁはぁ…」


「ふふふふ。」


早苗は壁に張り付いて動けなくしていた。


琴美は笑いながら右手にハンドガン、左手にスナイパーライフルを構えていた。


「さなっち強いね。だけどもう終わりよ。」


(…っく!次出たら必ずやられる。でもお兄ちゃんと約束したんだ。負けられない。)


早苗は考えた。だんだん近づいて来る足音を一切忘れ考えた。


そして思いついた。


(ふふふ、もう動きは読めたわ。右から出ても左から出ても私の可愛い子(銃)にやられる。さあ終わりよ。)


琴美が一歩踏み出した時、壁を乗り越え早苗が来た。


琴美は驚きよろめく。早苗はそれを見逃さずすかさず撃つ。


しかし、琴美はその弾を華麗に避け早苗のおデコに銃口を向けた。


「いい考えだったよ。でも残念ながら私の勝ちね。」


琴美がそう言うと早苗が笑う。


「それはどうかな?」


その時、琴美の背中に弾が当たった。


「え?」


琴美は驚きのあまりさっきまでの微笑みが嘘のように消える。


「ど、どういうこと?」


琴美は後ろをよく見る。そこには銃口をこっちに向けた裕翔の姿があった。



〜7分前〜


「ゲームスタートだ。」


「えええ?な、何言ってんの?」


香苗は裕翔の考えてる事が全く分からず慌てていた。


「う、えええ〜?!」


裕翔がいきなり壁の上に乗りまたもや香苗が声をあげる。


浩介は裕翔が出てきた途端に撃ちまくる。


「うわぁぁぁ〜!」


香苗はもうパニックだ。


裕翔は浩介の弾を全て交わし隣の壁の上へと移る。


浩介はそれを追いかける。だが弾は当たらずついに弾が切れた。


「ま、まずい。」


浩介がそう言った瞬間、裕翔は一気に距離を詰める。


幸がそこを撃とうとするが追いつかず外す。


「うわぁ!…っくそ、ヒットだ…」


裕翔が浩介を倒した。そして今度は幸に視線を向け周りを走り出す。


「ま、まて!」


幸は裕翔を視線で追いかけ撃つが当たらない。


幸が裕翔を狙っていると後ろから声が聞こえた。


「わたしをわすれるな〜〜!!」


香苗だ。香苗は幸に向かって撃ちまくる。


「う、うわぁぁぁ〜〜〜!!」


幸は断末魔を放ち、倒れた。


「よくやった。香苗。」


裕翔が香苗の頭を撫でる。


"ぷわぁぁぁ〜"


香苗は顔を真っ赤にした。


「な、な、ななななにをするんだ!」


「あ、いや。つい可愛くて。」


裕翔が普通に答える。


「か、かかかか可愛い?」


香苗はフリーズする。


「…香苗。」


「は、ははい!なんでしょう!」


香苗は声が震え、体が固まる。


「作戦覚えてるか?」


裕翔の思ってもいなかった発言に香苗はモヤモヤした気持ちになる。


「さ、作戦?」




〜これまた10分前〜


「… だから浩介の注意が俺に向いているうちに幸を撃て。」


裕翔が作戦を言う。


「で、でもそれまで読まれてたら?」


早苗が不安そうに言う。


「俺は別に倒せと言うわけじゃない。時間を稼げ。そうすれば俺が助ける。」





「…そ、そうだ!早苗様を助けないと!」


香苗が思い出す。


「あぁ。だから早苗のとこに早く向かってくれ。」


「わ、わかった。ってお前は?」


「俺は違うルートで行く。」


「わかった。」


裕翔と香苗は別れて走り出す。


少し経って裕翔は足を止める。


「…誰も見てないな。」


裕翔は早苗達がいるほうを見る。


そこには琴美に銃口を向けられた早苗の姿があった。


裕翔は左手に持った銃をしまい両手で一丁の銃を構える。


そして狙いを定めて引き金を引いた。


"ヒューーン!"


小さなその弾が空を切る。そして琴美の背中に当たる。


こうして赤チームが勝った。


「いやー楽しかったね。」


夕焼けの中を歩きながら琴美が腕を頭に回しながら言う。


「楽しかったというか怖かった。」


幸は撃たれた時を思い出し身震いをする。


「だからごめんて。」


香苗が言うとさらに幸は震え出す。


「ふふ、でもいい思い出になったね。」


早苗がそう言うとみんな笑顔になった。


「ああ、また来ようぜ。あの感覚が忘れられないぜ。」


浩介はそう言って構えのポーズをする。


「お前は単能過ぎるんだ。」


裕翔は頬を緩ませながら言う。


「おい、おい、そんなこと言うなよ裕翔。」


「あ。」


浩介が言った一言に裕翔が声をこぼす。


「あ。」


次に早苗。


「あ。」


そして犯人の浩介が気づく。


「「え?裕翔くん?!」」


幸と琴美が同時に驚いた。そして裕翔と早苗の関係を知る者がまた2人増えるのであった。






「…解析完了。」


その時、裕翔は自分が監視されていることを知らなかった。


謎のサイボーグによって…

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