第9話 予算交渉
トリスタン皇国 城の廊下
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梨絵 :「いいですか? 今のリューズさんは発言力が増してます」
リューズ:「はー」
梨絵 :「ただ ヘマをしたらそれが無くなります」
リューズ:「はー」
梨絵 :「えーと 支援魔法ってわかります?」
リューズ:「まー バフの事ですよね?」
梨絵 :「バフで通じるのか
いまのリューズさんはバフが掛かっています
ただ 変な発言をするとバフが消えます」
リューズ:「そうなのですか?」
梨絵 :「そうです だから 余り話さないで下さい!」
リューズ:「でも それなら私が行く意味は?」
梨絵 :「居るだけでプレッシャーを与えられます!」
リューズ:「はー」
梨絵 :「後は合図をしたら
随分杜撰な管理ですね フッ と言ってください」
リューズ:「随分杜撰な管理ですね。。。 終わりの フッは」
梨絵 :「入れないとダメです!!」
リューズ:「はーー」
梨絵 :「通常の会話は無難な回答で
とにかく 短く
そして低めの声で」
リューズ:「短く低めですね」
梨絵 :「おおおお!!! その話し方です
立ち去る前は 貴方達 感謝する です」
リューズ:「部屋を出る時に それを言うと」
梨絵 :「はい でわ行きましょう」
領土管理室 という場所に侍女に案内されていく
トリスタン皇国 城の領土管理室
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梨絵 :「配布された予算に不満があるんですけどー」
事務官 :「えーと どちらさまですか?」
梨絵 :「聖女様と呼ばれています」
事務官 :「あー これはこれは? そして そちらは?」
リューズ:「大魔導士のリューズだ」
全員 :「。。。。。え!?」
部屋内に衝撃が走る
長い髪にビラビラのローブ ではなく短い髪に高そうな紳士服
だらーーーとした魔法使いではない
梨絵 :「私の魔法の訓練役である大魔導士リューズ様
彼の所属している魔法省の研究所の予算が減らされたって
聞いたんですが
それって間接的に聖女なめてます?」
事務官 :「え? いや」
梨絵 :「そして聖女を舐めるって事は私を召喚した皇子
そして その親の皇帝を舐めてるって事になると思うんだけど」
事務官 :「。。。。。。。。いやいやいや そんな事は?」
梨絵 :「でも 予算 減らされたんですよね?」
リューズ:「ああ 非常に困っている」 紳士服イケメンの渋い声
全員 :「!!!!!!」
梨絵 :「どういう事なんでしょうか?」
事務官 :「。。。へ?」
今までは予算を減らしても文句を言ってこなかった
だから 好きなだけ減らされていたのであろう
それが イケメン紳士服に変わり さらに聖女の訓練役となっている
まー 私は聖女って柄じゃないし自覚は無いんだが
不平不満たらたらの人に魔法は教わりたくない
事務官 :「いや 聖女様のお披露目会とかで予算が」
梨絵 :「それは皇帝の友好費ですよね?
リューズ様とどういう関係が?」
事務官 :「いや。。。しかし」
合図を送る
リューズ:「随分杜撰な管理ですね フッ」
全員 :「。。。。。。。。。。。。」
梨絵 :「本当に勇気がありますよね?」
事務官 :「え? 勇気ですか?」
梨絵 :「このような予算管理 その上
大魔導士リューズ様を怒らせても問題はない!
そう思っている訳ですよね」
事務官 :「え? え? い いや そんな事は」
梨絵 :「それとも偶々 間違いで予算を減らしてしまった
ならその間違いを正して貰えるわけですよね?
違いますか?」 無理筋な言い訳 でも逃げ道を作ってあげる
事務官 :「いえ 違いません」
梨絵 :「なら 明日までに予算を戻しておいてください
宜しいですね?」
事務官 :「。。。。分かりました」
梨絵 :「じゃー行きましょうか」
そして立ち去る前に決め台詞を言わせる
リューズ:「貴方達!」
全員 :「!!!!!」
リューズ:「感謝する!!」
全員 :「!!!!!!」
その一言で領土管理室の女性次官達の顔が赤らむ
男性次官達も尊敬の眼差しをしている
この感謝の一言だけで恨み等の感情は全て消え去って行った
***10分後***
リューズ:「いやー 予算が戻ってくるとは」
梨絵 :「これがイケメンパワーです
城に居る間はかならず今日買った服を着てください」
リューズ:「動きずらい」
梨絵 :「分かりますが 発言力のバフが無くなると舐められますよ?」
リューズ:「それは痛いほど分かりました
あんなにも対応が変わるとは。。。」
梨絵 :「あと筋肉をつけてください 発言力が増します。。。これ ガチで」
リューズ:「。。。善処します (ガチ?)」
***1時間後***
梨絵 :「うりょーーー ステー――タス
できないじゃないですか! 嘘つき!!」
リューズ:「だから 鑑定魔法じゃなくて回復魔法の練習をしてください」




