↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/53

第9話 予算交渉


トリスタン皇国 城の廊下

――――――――――――――――――――――――――――――

梨絵  :「いいですか? 今のリューズさんは発言力が増してます」

リューズ:「はー」

梨絵  :「ただ ヘマをしたらそれが無くなります」

リューズ:「はー」

梨絵  :「えーと 支援魔法ってわかります?」

リューズ:「まー バフの事ですよね?」

梨絵  :「バフで通じるのか

      いまのリューズさんはバフが掛かっています

      ただ 変な発言をするとバフが消えます」

リューズ:「そうなのですか?」

梨絵  :「そうです だから 余り話さないで下さい!」

リューズ:「でも それなら私が行く意味は?」

梨絵  :「居るだけでプレッシャーを与えられます!」

リューズ:「はー」

梨絵  :「後は合図をしたら

      随分杜撰(ずいぶんずさん)な管理ですね フッ と言ってください」

リューズ:「随分杜撰な管理ですね。。。 終わりの フッは」

梨絵  :「入れないとダメです!!」

リューズ:「はーー」

梨絵  :「通常の会話は無難な回答で

      とにかく 短く

      そして低めの声で」

リューズ:「短く低めですね」

梨絵  :「おおおお!!! その話し方です

      立ち去る前は 貴方達 感謝する です」

リューズ:「部屋を出る時に それを言うと」

梨絵  :「はい でわ行きましょう」


領土管理室 という場所に侍女に案内されていく



トリスタン皇国 城の領土管理室

――――――――――――――――――――――――――――――

梨絵  :「配布された予算に不満があるんですけどー」

事務官 :「えーと どちらさまですか?」

梨絵  :「聖女様と呼ばれています」

事務官 :「あー これはこれは? そして そちらは?」

リューズ:「大魔導士のリューズだ」

全員  :「。。。。。え!?」


部屋内に衝撃(しょうげき)が走る

長い髪にビラビラのローブ ではなく短い髪に高そうな紳士服

だらーーーとした魔法使いではない


梨絵  :「私の魔法の訓練役である大魔導士リューズ様

      彼の所属している魔法省の研究所の予算が減らされたって

      聞いたんですが

      それって間接的に聖女なめてます?」

事務官 :「え? いや」

梨絵  :「そして聖女を舐めるって事は私を召喚した皇子

      そして その親の皇帝を舐めてるって事になると思うんだけど」

事務官 :「。。。。。。。。いやいやいや そんな事は?」

梨絵  :「でも 予算 減らされたんですよね?」

リューズ:「ああ 非常に困っている」 紳士服イケメンの渋い声

全員  :「!!!!!!」

梨絵  :「どういう事なんでしょうか?」

事務官 :「。。。へ?」


今までは予算を減らしても文句を言ってこなかった

だから 好きなだけ減らされていたのであろう

それが イケメン紳士服に変わり さらに聖女の訓練役となっている

まー 私は聖女って柄(がら)じゃないし自覚は無いんだが

不平不満たらたらの人に魔法は教わりたくない


事務官 :「いや 聖女様のお披露目会とかで予算が」

梨絵  :「それは皇帝の友好費ですよね?

      リューズ様とどういう関係が?」

事務官 :「いや。。。しかし」


合図を送る


リューズ:「随分杜撰な管理ですね フッ」

全員  :「。。。。。。。。。。。。」

梨絵  :「本当に勇気がありますよね?」

事務官 :「え? 勇気ですか?」

梨絵  :「このような予算管理 その上

      大魔導士リューズ様を怒らせても問題はない!

      そう思っている訳ですよね」

事務官 :「え? え? い いや そんな事は」

梨絵  :「それとも偶々 間(・)違(・)い(・)で(・)予算を減らしてしまった 

      ならその間違いを正して貰えるわけですよね?

      違いますか?」 無理筋な言い訳 でも逃げ道を作ってあげる

事務官 :「いえ 違いません」

梨絵  :「なら 明日までに予算を戻しておいてください

      宜しいですね?」

事務官 :「。。。。分かりました」

梨絵  :「じゃー行きましょうか」


そして立ち去る前に決め台詞を言わせる


リューズ:「貴方達!」

全員  :「!!!!!」

リューズ:「感謝する!!」

全員  :「!!!!!!」


その一言で領土管理室の女性次官達の顔が赤らむ

男性次官達も尊敬の眼差(まなざ)しをしている

この感謝の一言だけで恨み等の感情は全て消え去って行った


***10分後***

リューズ:「いやー 予算が戻ってくるとは」

梨絵  :「これがイケメンパワーです

      城に居る間はかならず今日買った服を着てください」

リューズ:「動きずらい」

梨絵  :「分かりますが 発言力のバフが無くなると舐められますよ?」

リューズ:「それは痛いほど分かりました

      あんなにも対応が変わるとは。。。」

梨絵  :「あと筋肉をつけてください 発言力が増します。。。これ ガチで」

リューズ:「。。。善処します (ガチ?)」


***1時間後***

梨絵  :「うりょーーー ステー――タス

      できないじゃないですか! 嘘つき!!」

リューズ:「だから 鑑定魔法じゃなくて回復魔法の練習をしてください」








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。