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第10話 意思確認


トリスタン皇国 城の執務室

――――――――――――――――――――――――――――――

ヨハン :「リューズが聖女と予算交渉をした?」

宰相  :「そのようです」


その話は城内で広がっている


宰相  :「[掃除](裏切り者の炙(あぶ)り出し)が得意と言っていただけあって

      交渉とかも得意なのでしょうか?」

ヨハン :「。。。はーー とんでもない人を召喚したのかもしれん

      でも 予算について口を出されては堪(たま)らん

      会いに行くぞ」

宰相  :「は!」



トリスタン皇国 城の魔法省の訓練所

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

梨絵  :「ステー――タス!

      ほらーー 出来ないじゃないですか!?」

リューズ:「なんで そこまで鑑定魔法にこだわるんですか?」

梨絵  :「自分が上達したか調べられないじゃないですか!?」

リューズ:「能力値を数値化した物でしたっけ。。。なるほど

      分かりました! そっちは少し考えさせてください

      とりあえずは回復魔法を」


そしたら 訓練所に宰相と皇子が入ってくる


ヨハン :「聖女 梨絵! 少しいいかい?」

梨絵  :「あー 皇子様ー どうもーー」

ヨハン :「え? あ ああ(どうもーー と言われても困るんだが)

      それより 少しいいかい?

      リューズの事なんだが」

リューズ:「私が何か?」 低く短いイケボ(イケメンボイス)


短髪でビシッと紳士服を着こなしている

ローブで長髪で人嫌いな感じとは全く別である


ヨハン :「へ?? リュ リューズなのかい?」

リューズ:「そうですが 何か?」 低く短いイケボ

ヨハン :「いや そうか。。。」


宰相とヒソヒソ話をする


ヨハン :「全然イメージが違うではないか!?

      どこをどうしたらここまで変わるんだ!?」

宰相  :「これも聖女様効果なのかもしれません」


そしてこちらを向いて


ヨハン :「話があるんだが」

梨絵  :「何でしょう?」

ヨハン :「予算の事なんだが」

梨絵  :「あー あれ? 酷い話ですよね?

      リューズさんを舐めて予算を下げるなんて」

ヨハン :「。。。。。。」

梨絵  :「この国の予算管理については興味はないですし

      口出しはしたくないんですが

      予算を下げられてモラルが低い大魔導士に魔法を教えられてもねー

      この先 そこそこの訓練の付き合いをしていく訳ですから」

ヨハン :「。。。。。。」

宰相  :「あのー 聖女様?

      予算については今回は偶々という事で?」

梨絵  :「当然でしょ?

      だって このような大きなお城を維持しているって事は

      そうとう大変な事なのは理解できるし」 

宰相  :「成る程 成る程! なら 問題は無いですよね?

      皇子!?」  少し強めで同意を求めるように発言する


今回限りであると聖女様は言ってくれた

下手に話をして それが撤回(てっかい)されては敵(かな)わない


ヨハン :「ああ 

      引き続き聖女 梨絵の訓練を頼むぞ! リューズ!」

リューズ:「了解です」


そうして二人は訓練所から出ていく


宰相  :「でも 良かったですね?

      聖女様が お掃除をする訳(わけ)では無くて」

ヨハン :「一瞬 焦ったぞ。。。しかもリューズも全然 変わってしまったし」

宰相  :「あの変貌(へんぼう)には参りました

      侍女や次官達も噂をするほどに変わりましたから」

ヨハン :「ああ」

宰相  :「皇帝への報告は?」

ヨハン :「私が行(おこな)う」

宰相  :「そのように」

ヨハン :「ただ このような予想外な行動を取られては困る」

宰相  :「監視として秘書官をつけましょうか?」

ヨハン :「ああ 手配してくれ」







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