第49話 招待状を持たない参加者
トリスタン皇国 シャンデン家領内の洋服店
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梨絵 :「似合う?」
レオン :「うーん いいんじゃないかな?
店主はどう思う?」
服屋店主:「。。。うーん いいんではないですか。。。な?」
梨絵 :「似合わないって私でも分かるわよ!
だから あっちのドレスがいいの!」 綺麗なドレスを指差す
レオン :「却下! 高すぎる」
服屋店主:「あちらのドレスの方が 妹様にはお似合いですよ?」
服屋店主には妹がお茶会に行くためのドレスが必要と説明している
梨絵 :「でも買って お茶会に出た後 引き取ってもらえばいいじゃん」
レオン :「買って お茶会に出て 転ぶか枝にひっかけてドレスを台無しにしたら
エステートでの生活費がなくなっちゃうだろ? 却下」
梨絵 :「えーーーーーー 折角アパレルショップに来てるんだよ?」
レオン :「店主 すまない (アパレルってなんだ?)
俺達にこの店は早すぎたようだ
ホラ 妹よ! 行くぞ」
梨絵 :「うーーーー」 仕方なくレオンハルトについて行き店を出ようとする
服屋店主:「レオンハルト様 しばしお待ちを
倉庫に少し前世代のドレスがあります
そちらでしたら値段のご相談ができます」
レオン :「いや」
梨絵 :「えーーー 見たい見たい」
***10分後***
梨絵 :「似合う?」
レオン :「似合わなくはない
店主はどう思う?」
服屋店主:「。。。先ほどのよりは うーん いいんではないですか。。。な?」
梨絵 :「レオン! このドレスなら買える?」
服屋店主:「お値段の方は。。。」
レオン :「もう少しだけ安くしてもらえないか?
あの見た目だし」
服屋店主:「。。。確かに。。。ではこれでは?」
レオン :「買えるか買えないかなら 買ってもいいぞ」
梨絵 :「よし ただお願いがあります」
服屋店主:「何でしょう?」
梨絵 :「下の丈を短くして
プリンセスラインをAライン またはベルラインにしてください」
服屋店主:「????」
梨絵 :「なにか書けるものありますか?」
服屋店主:「はいこちらに」
渡された紙に 簡単なAラインとベルラインのドレスの図を書く
服屋店主:「!!!!!!」
レオン :「凄いな!! それなら似合うと思う
特にこっちに手直ししたら」
梨絵 :「私もそう思う」
服屋店主:「閉じると言う事ですね?」
梨絵 :「このドレスに広がりのままだと子供っぽすぎます
装飾品を良くすれば問題はないのですが
ちょっと兄の持ち合わせがないので
ならばドレスの方を手直ししてもらえれば。。。と」
レオン :「出来るか?」
服屋店主:「出来るか出来ないか? ではなく 是非ともやらせて頂きます」
レオン :「分かった 頼んだ
あと店主 申し訳ないが馬車の手配も頼めるか?」
服屋店主:「問題ありません」
***30分後***
梨絵 :「どうよ!?」 どやーー
レオン :「似合うぞ! その顔は止めた方がいいが」
服屋店主:「お似合いでございます」
梨絵 :「ふふん」
レオン :「店主よ 助かった」
服屋店主:「いえいえ」
レオンハルトがお代を支払ってから外にある馬車に
レオン :「お茶会の場所へ頼む」
御者 :「了解しました」
梨絵 :「お茶会かー」
レオン :「入らなきゃダメだから
とにかく堂々としてろよ?」
梨絵 :「え? うん わかったけど
問題あるの?」
レオン :「招待状が無い」
梨絵 :「。。。へ?」
レオン :「堂々としてれば大丈夫だ」
トリスタン皇国 シャンデン家領内の大きな建物
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レオン :「聖女様 お手を」
梨絵 :「はい (うわーー 騎士のエスコートだ)」
馬車をエスコートされて降りる
そのまま 大きな建物の門へ
門番 :「招待状をお見せください」
レオン :「俺の顔が分からないのだったら
招待者リストの管理者かバーンズを呼んできてくれ」
門番 :「あの 招待状が無い者を」
門番がしゃべってるのを遮って
レオン :「正式にシャンドン家に苦情が入る事になったら
お前の首が飛ぶだけでなく シャンドン家の恥になるぞ!
お前は俺の顔とこちらのお嬢様の顔が分からないらしい
もう1度だけ言う
招待者リストの管理者かバーンズを呼んでこい!!!」
門番 :「えーと 少々 お待ちください」
***2分後***
バーンズ:「レオンハルト様じゃないですか?」
レオン :「おお バーンズ
いい所に。。。俺を待合室に
聖女様を会場に入れてくれるか?」
バーンズ:「当然ですが 一体どうしたのですか?」
レオン :「どうしたもこうも 本当に参ったさ
聖女様はお茶会でエリザ嬢に挨拶をしたいらしい
数日前 俺は正装 聖女様は綺麗なドレスで
ここに来る予定だったのが 聖女様の回復魔法を求められてな
それが終わってからここに来ようとしたら
今度は皇帝の令で魔物退治だ!
それが終わって急いでこちらに向かったのだが
聖女様のドレスを忘れてしまって
そのかばんに入っていた招待状もな。。。
取りに帰ったらお茶会が終わってしまうだろ?
そこの門番は俺と聖女様の顔がわからないらしいし」
バーンズ:「おい お前!
聖女様とレオンハルト様に失礼をしたのか?」
門番 :「え? いや? 門番長。。。」
梨絵 :「その者は門番としての役目を果たしただけです
ただ出来ればレオンハルト様や私の身なりで判断するのではなく
招待状を受け取った者の顔を覚えくれていれば
良かったのですが」
門番 :「誠に申し訳ありませんでした!!」
レオン :「招待状を忘れた俺達が悪いんだが急いでたんでな
バーンズ 聖女様を会場へエスコートしてくれないか?
聖女様のドレスは俺が立て替えて買ったが
俺の身なりで入るのは問題あるだろ?」
バーンズ:「いや 聖女様の護衛なら会場に入ってもらわなければ
シャンデン家の名折れになります
衣装はこちらで用意させていただきますので
まずは待合室の方へ」
レオン :「助かる
では聖女様 参りましょう」
梨絵 :「はい」
そして待合室へ
トリスタン皇国 シャンデン家領内のお茶会の待合室
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レオン :「ふーーー
エリザ嬢に挨拶してから レディー ドルフィンを探すぞ」
梨絵 :「俺の顔が分からないのか!? キリッ!!
もうねー レオンハルト様 すてき」
レオン :「勘弁してくれよ
服もダメ 招待状もない
断られても仕方がない状態だったし」
梨絵 :「断られたらどうするつもりだったの?」
レオン :「普通に素早く剣を相手の喉につきつけて
パレスガードだって事を分からせるとか
やり方はあるんだがリスクが高いからやりたくなかったし」
梨絵 :「顔でダメなら物理! 筋肉! さすがレオンハルト」
レオン :「それだけ切羽詰まってたんだよ! 忘れてくれ」
梨絵 :「エリザ嬢ってのは?」
レオン :「今日のお茶会の主催者
齢は聖女様と同じくらい
ドルフィン家と凄く仲がいい
その為 嫌味を言われるかもしれないが怒るなよ」




