第47話 城からの脱出
トリスタン皇国 城の執務室
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ロイド :「あの バカ聖女!! なんて事をしでかしたんだ!」
宰相 :「知らなかったとは言え まさかあんな事を!」
ヨハン :「何故 段取り通りの手筈を踏ませなかった!」
秘書官 :「申し訳ありません!」
皇帝 :「もう済んでしまった事だ! して どうする?」
ロイド :「どうするもこうするも 演説で戦争中止を訴えた直後だ
その為にメッサに攻撃しに行く事ができない」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。」
ロイド :「しかも大々的に魔物討伐の勝利を宣言した
だから次の討伐隊を直ぐに組む事もできない」
全員 :「。。。。。。。。。。。。。。。」
皇帝 :「本当に要らない事をしでかしてくれたな? おぬしの婚約者は」
ヨハン :「申し訳ありません 父上」
皇帝 :「なら どうする?」
宰相 :「普通に聖女様に責任を取ってもらうしかないのでは?」
皇帝 :「確かにそれがしごく当然の流れか
ヨハン おぬしの婚約者だが問題ないな?」
ヨハン :「国の為とあらば」
皇帝 :「なら聖女さまに責任をとってもらうとしよう」
その会話を陰で聞いていたレオンハルトは急いで梨絵の部屋へ
トリスタン皇国 城の梨絵の部屋
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‟どがっ” ノックもしないで鍵のかかったドアを蹴破る
梨絵 :「きゃっ。。。ってレオンハルト
どうしたの?」
レオンハルトは無言で自分のマントを取り外し
寝間着姿の梨絵を包み込む
そして芋虫状態にしてからそのまま肩で担いで走り出す
梨絵 :「ちょっとー! 何なの? 何なの?」
レオン :「緊急事態だ」
レオンハルトの顔と声から緊急事態なのは分かる
でもせっかくの騎士に抱かれるシチュエーション
何故 お姫様抱っこじゃないの?
騎士のマントをかけてくれるというありがたい場面なのだが
これじゃー 私 芋虫じゃない!!!
そんな呑気な事を考えていたのだが そのまま騎士団の宿舎へ
トリスタン皇国 城の宿舎近くの騎士団長の部屋
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レオン :「ダンテス! 起きろ! ダンテス!」
ダンテス:「レオンハルト。。。どうした こんな時間」
レオン :「急いで馬を貸してもらいたい」
梨絵 :「ちょっとー 私の事を降ろしてくれる?」
レオンハルトはそう言われ私の事を降ろしてくれる
ダンテス:「何があった?」
レオン :「皇帝達が聖女様を殺そうとしている」
全員 :「!!!!!!!!!!!」
梨絵 :「ちょっとー レオンハルト 変な事を言わないでよ
私とヨハン皇子は婚約したんだよ こ ん や く
もしかして 嫉妬? 私って罪な女。。。」
おどけて見せたが。。。ダンテスとレオンハルトは全く笑っていない
レオン :「聖女様。。。決めてくれ!!。。。俺を信用するかどうか
もしも今逃げないのなら 俺はあんたの護衛を解雇されたと理解する
その場合は俺はパレスガードに戻る
ダンテス
騎士団長として別の護衛を頼む その護衛は聖女様を殺す役になるが」
梨絵 :「ちょっと レオンハルト! 何を言ってるのよ!」
レオンハルトはダンテスの方を見る
ダンテス:「ここまで早く行われるとは思っていませんでしたが
私もそのような事になるとリューズから聞かされています」
梨絵 :「リューズ様も?
でも なんで? 婚約した日の夜に私を殺そうとするなんて」
レオン :「理由はあんたの演説じゃないのか?
戦争を止めようって言う
そして聖女さまが暗殺されたらそれを理由に
メッサと戦争をしかけるんじゃねーの?」
まさか 婚約発表の一言でそんな事になるなんて。。。
ダンテスはリューズから違う理由を聞かされていたが
レオンハルトの説明で聖女様が納得するのであれば水を差すような事はしたくない
その為 黙っていた
梨絵 :「でも。。。」
レオン :「アンタの命 アンタの人生 残りたければ残ればいい
そうでなければレディー ドルフィンに言われた通り貴方を守るため
エステートへ連れて行こうと思う」
ダンテス:「この国を出ると。。。」
レオン :「それしかねーだろ?」
ダンテス:「はーー だな」
レオン :「で? どうする? あまり時間がない 決めてくれ。。。」
ヨハン皇子 大胸筋に腕の筋肉 イケメン カリスマ
城での生活 豪華なドレス 美味しい食事
でも
レオンハルトは何時も私の事を考えてくれていた
レオン :「。。。。。。」
梨絵 :「レオンハルト。。。私をエステートへ連れて行って」
***数分後***
秘書官 :「おい 聖女様は何処だーー
侍女 聖女様は何処に行ったーーー」
城中で大掛かりな聖女様探しが始まっていた




