第44話 村の少年 その3
トリスタン皇国には3人の皇子が居る
ヨハン第一皇子 イケメンで筋肉もあり国民からの人気も有る
ヴァン第2皇子 別の大陸に留学しているらしい
ラウス第3皇子 残念ながら毒で死んでしまったらしい
そしてその毒をロイドという皇帝の甥も受けてしまった
詳しい話は分からないがラウス皇子は死亡
ロイドご令甥様と呼ばれているらしいけど
ギリギリ生き残って延命処置のみをしていたらしい
それが回復魔法で治った
ヨハン :「まさか本当にここまで治してしまうとは」
皇帝 :「本当に素晴らしい力だ」
皇帝から直々にお礼を言われ
また暫く休んでくれと言われたので
折角だからお茶会に参加したいと言ったら
シャンデン家が会場を借り切ってお茶会を開くらしい
との事で参加する事に
トリスタン皇国 シャンデン家領内を通過中
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レオン :「へー お茶会行くのか?」
梨絵 :「うん 参加してみたい
折角だし この世界の女子会を体験してみたい」
レオン :「女子会?」
梨絵 :「だってそうでしょ?」
レオン :「一応 男子も来るぞ」
梨絵 :「え? そうなの?」
レオン :「あと 場所がシャンデン家とドルフィン家の中間地点
ドルフィン家も参加するだろうなー」
梨絵 :「ポーカーフェイスロリ!!」
レオン :「良く解んないが令嬢を馬鹿にするのは良くないぞ」
梨絵 :「ほんとレオンハルトってあの令嬢を気に入っているよね?
私とどっちが大事なのよ」
レオン :「そりゃー 令嬢だろ」
梨絵 :「うわーー(言い切りやがった)」
レオン :「だって あんた元の世界に帰るんだろ?」
梨絵 :「まーー(正論だけど そういう正論は言わないで貰いたい)」
レオン :「ならその後を考えたら令嬢の方が優先順位が上だろ」
梨絵 :「もーー 身もふたもない(レオンハルト様呼びが遠のくぞ!)」
レオン :「世渡り上手と言ってくれ」
梨絵 :「そういえば私以外に召喚された人とかは?」
レオン :「そりゃー 居るだろう」
梨絵 :「そうなの? 会った事は?」
レオン :「わからん」
梨絵 :「わかんないの?」
レオン :「だって いちいち アナタ召喚されました? なんて質問しねーし
あー でも居たなー。。。なんだったっけ。。。思い出せねーけど」
梨絵 :「うーーん。。。
ねえー ちょっと お花摘みに行きたいんだけど」
レオン :「わかった おーい 馬車を止めてくれー
そこの宿屋で行ってきな」
***5分後***
ふー すっきりした
ずーーと馬車で座ってたから少しだけ歩くか
レオンハルトは馬と馬車の車輪とかをチェックしてるし
あ。。。 あの髪は
梨絵 :「よっ! 少年!」
少年 :「ゲッ! 聖女!」
梨絵 :「ゲッ! はないでしょ ゲッ!は」
少年 :「だってアンタと話すと碌な事ねーもん」
梨絵 :「コラッ! そういう事は思ってても言わないの!」
少年 :「はいはい。。。ん?
へー 今日の護衛はレオンハルトか?
いいんじゃね?」
梨絵 :「知ってるの?」
少年 :「まー 話した事はある
向こうは俺の事なんて忘れてるだろうけど」
梨絵 :「紹介しようか?」
少年 :「いや いいよ! 平民が騎士や貴族と話すと碌な事にならねーし
それよか アンタ! ロイドを回復したんだって?」
梨絵 :「良く知ってるわね (どうやって知ってるんだろう?)
うん 大変だった すごく大変だった」
少年 :「ただの治療だけじゃなくて解毒と解呪もあるからだろ」
梨絵 :「そうなの?(どおりでいつも以上に大変だった訳だ)」
少年 :「でも治せたのはスゲーと思う」
梨絵 :「そうでしょ? これでも聖女だから」
少年 :「まー お可哀想な聖女だろ?」
梨絵 :「むっ! ドルフィン家の受け売り?」
少年 :「聖女さんさー 自分の影響力の凄さを理解してないだろ?
病院もそうだし戦争もそうだし」
梨絵 :「病院は。。。確かに私のせい。。。の部分もあるけど。。。戦争?」
少年 :「戦争になるだろうなー」
梨絵 :「へ? 戦争になるの?」
少年 :「メッサの領土争いが起きたの ロイドのせいだからな」
梨絵 :「へ?」
少年 :「正確にはロイドがラウスを操ってたんだったっけかな
それで元々あったメッサとの領土問題を激化させたんだったっけ
その時 魔物の襲撃にあってラウスは死亡
ロイドはあーなったんだよなー 確か」
梨絵 :「。。。。。。
もしかして私。。。やっちゃった?」
少年 :「どうだろう。。。皇帝の命令を断ったりできないだろ?
ロイドを治療するって事で聖女様は召喚された訳だし」
梨絵 :「。。。」
少年 :「でもさー 治す相手を調べたりしてる?」
梨絵 :「どういう事?」
少年 :「殺人者、強盗、強姦魔。。。そいつらを治療したらまた悪事を働くし
回復魔法の使い方 理解してんのか?」
梨絵 :「。。。。。。」
少年 :「うわっ! レオンハルトがこっちに来る! じゃーねーー」
そして少年は走って行ってしまった




