第41話 会食
トリスタン皇国 ドルフィン家
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伯爵 :「本日はようこそ我がドルフィン家へ」
モーリス:「こちらこそ
あの御高名なドルフィン家へのお招き本当にありがとうございます」
ネーベからの使節団
私兵の魔法使い達との意義のある話し合い
そして国家情勢と交易について話し合う
伯爵 :「さて そろそろ食事などいかがでしょうか?」
モーリス:「あー ご丁寧に」
そう言いながらも 使節団員達からはため息が出るている
あー またか と言いたげに
***数分後***
伯爵 :「まずは今日の有益な会談が出来た事を乾杯いたしましょう」
全員 :「乾杯」
そして料理が運ばれてくる
ただ それは薄く塩コショウのみがのった鳥を焼いた物
サーンス:「あのー これは?」
伯爵 :「誠に申し訳ないが ネーベの文化はまだ学び始めたばかりなのです
アルフレッド!」
執事長 :「こちらをどうぞ」
それは 赤い香辛料 唐辛子から作った物
それは 赤黒い香辛料 さらに辛いと言われる物
そして黄色い香辛料も出しておく
それを出された途端 使節団達はみな嬉しそうにする
モーリス:「これはこれは」
ラヴェル:「このような嬉しい驚きはありがたい」
伯爵 :「このトリスタン皇国に来て甘い物ばかり出されて大変だったでしょう
悪気はないんですが押しつけがましいと感じられているのかと」
モーリス:「いや。。。それは。。。。。。。。。まー」 時間をかけて認める
伯爵 :「そろそろ辛い物が恋しくなるのでは。。。そう思って取り寄せたんですが
ただ この香辛料をどれくらいかければいいのか?
ネーベ出身の料理人を雇おうとしたんですが時間が足りなかった
申し訳ないが力不足です」
サーンス:「いやいや! これを出されるだけでもう 満足ですよ!!」
伯爵 :「そうですか? それはよかった それよりどのくらいかけるですか?」
モーリス:「少量です」
そういいながら 使節団長は赤い粉を鳥にかけ始める
”サラサラサラ”
伯爵 :「。。。(少し多くないだろうか?)」
”サラサラサラ”
伯爵 :「。。。(まだかけるの?)」
”サラサラサラ”
伯爵 :「。。。。。。 (えっと少量じゃなくない? 鳥がまっかだぞ)」
そしたら今度は赤黒い粉をかけ始める
”サラサラサラ”
伯爵 :「。。。(おいおい!)」
”サラサラサラ”
伯爵 :「。。。(おいおいおい!!)」
”サラサラサラ”
伯爵 :「。。。(おいおいおいおい!!!)」
使節団長としては赤い粉を肉の表面に
赤黒い粉を肉と骨の関節の部分に
いつも通りに使用しているだけなのだが
そんな事は全く知らない
夫人も執事長のアルフレッドも固まってしまっている
真っ赤っ赤な粉の物体
粉の味見を皆している
ほんの指先だけで暫く辛さが消えないという経験もしている
だから あの量は。。。
そんな事を露知らず使節団長が
”サクッ” と切って 表面にも粉を擦り合わせ それを ”パクッ”
モーリス:「あーー この味です! あーーー この味ですよ!」
そしたら他の使節団の人達も同様に皿を真っ赤な塊にしている
サーンス:「あー 美味しい 本当に美味しい」
ラヴェル:「私はもう少しかけるかな? ああ 丁度よくなった」
まったく辛さを感じていないようにドンドン食べ始めている
指先の数粒だけでも辛いのに あんなにかけるなんて
料理人も私におかませくださいと言っていたのを
アルフレッドが断っておいて良かった
異文化をしらない料理人に任せないで良かった
伯爵 :「あの 1つお聞きしても宜しいか?」
モーリス:「はい なんでしょう?」
伯爵 :「黄色い粉は使わないのですか?」
モーリス:「あー こっちは紅茶用なんですよ」
伯爵 :「紅茶用?」
モーリス:「はい」
伯爵 :「アルフレッド 食後はコーヒーではなく紅茶を」
執事長 :「分かりました」
モーリス:「あのー 紅茶は私達にやらせていただけないでしょうか?」
少年に言われていた 断っちゃダメなのだと
伯爵 :「是非 お願いします」




