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第3話 適性試験


トリスタン皇国 城の廊下

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

大きなダイニングルームから皆で移動


梨絵  :「適性試験ってテストですか?

      テスト嫌いです!

      能力が無かったら ちゃんと元の世界に返してくださいよ!」

皇子  :「わ わかった」

梨絵  :「そう言えば 自己紹介がまだでしたね?

      前田 梨絵と言います」

皇子  :「す すまない

      ヨハンだ

      ヨハン スティングラー 第一皇子だ」

梨絵  :「王(・)子(・)? またまたーー」


洋風な家具や内装であったため

王様の息子の王子と思っていた


皇子  :「本当だぞ」

梨絵  :「ちょっといいですか?」


そう言って 梨絵はヨハンの腕をとって 両手でワキワキと揉んでいく


皇子  :「ちょっと 何を!」


そして 胸に手を当てる


皇子  :「!!!!!!」


立派な上腕筋! そして 大胸筋!

顔もいい

これは いわゆる異世界の優良物件なのでは?

きゃーーーーー からの ぎゅん

そして私が王子と。。。

なんて甘い考えはしないぞ!

大抵 婚約者がいたりするんだから!!


梨絵  :「確かに王(・)子(・)ですね?」

皇子  :「あ ああ(どこが確かに? なんだろう)」


そんな思惑とは別に宰相が耳打ちをする


宰相  :「皇子! あなた今 測られましたよ?」

皇子  :「そ そうなのか?」


またヒソヒソ話している

だから割って入る


梨絵  :「あなたは?」

宰相  :「えーと チャンセラーの

      オットー ビスマルクです」

梨絵  :「チャンセラーって。。。聞いた事あるな

      偉い人ですよね

      王(・)子(・)様に仕えているのですか?」

宰相  :「皇帝に仕えている身ですが皇子の教育係も兼任しています」

梨絵  :「へー 頭いいんだー 羨(うらやま)ましいー」



異世界で宰相としたら眼鏡をかけた息子がいるのが定番だ



梨絵  :「メガネをかけた息子さんが居たりしません?」

全員  :「!!!!!!!」

宰相  :「クラウスの事ですか?」

梨絵  :「クラウスさんっていうんですね。。。へー」

全員  :「。。。。。。」


今度は皇子が宰相に耳打ちをする


皇子  :「おい! 何でクラウスの事を知っている? そして訊いている?」

宰相  :「私には分かりませんよ! (意味深(いみしん)に へー とか言ってるし)

      ただ 話題を変えた方がいいかもしれません」


そして少しだけ声を高めて宰相が発言をする


宰相  :「あのー 梨絵様は試験が嫌いとおっしゃられてましたね?」

梨絵  :「うん 大嫌い!

      期末試験で悪い成績とると凹(へこ)むし」

宰相  :「期末試験? ですか。。。

      勉強の方は?」

梨絵  :「勉強も好きじゃないかなー

      本当は毎日勉強して試験に備えるんだろうけど

      私の場合は一夜漬けだし」

宰相  :「一夜漬け。。。とは?」

梨絵  :「試験の前の日に徹夜で知識を詰め込む方法かな」

全員  :「!!!!!!!!!!!」


宰相が王子に耳打ちをする


宰相  :「普通の貴族が毎日勉強するのを

      試験の前の日にたった1日で覚える事が出来る

      才女だと言っています」

皇子  :「そうなのか?」

宰相  :「そうでなければ私の息子のことすら知り得(え)ないでしょう

      どこかに情報があった! それすら見逃していないと!

      それだけの事が当たり前のように出来ると

      それを私らに伝えてきている! 間接的に!」

皇子  :「。。。。。。」

宰相  :「本当に粗相の無いように」

皇子  :「分かっている」


そうしたら目的の場所についたのか


宰相  :「どうぞこちらへ

      この中です」


部屋の中には数人の人が

黒いローブを着た人

白い服を着た人

そして記録係みたいな人


中央には水晶玉がおいてあるテーブル


なんか物々しい界隈(かいわい)

さて どうなる事やら







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