第29話 病院と患者 その3
トリスタン皇国 コンラッド領の教会と病院
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ヨハン :「私はここで宣言する!!!
ただ今この時より トリスタン皇国の病院および教会は
皇子である私の管轄下に置く!!
そして回復魔法にかかる法外な治療費を失くす事を宣言する」
元患者 :「おおおーーー ヨハン皇子」
元患者 :「ヨハン皇子 ばんざーーい」
元患者 :「ヨハン皇子 ばんざーーい」
そしてヨハン王子が病院関係者達の方へ向く
ヨハン :「もう法外な料金は取らせないぞ!!
文句があるのなら聞いてやる
言ってみるがよい」
シスター:「。。。。。。」
聖職者 :「。。。。。。」
皇子に反論なんて出来る訳がない
それでも公平性を保つために皇子は発言の機会を与えている
やはり皇子様は正しい!
さすがヨハン皇子 大胸筋のあるイケメン
正義だ!!
じっと皇子の事を無言でみている病院関係者
それとは反対に大騒ぎしている元患者や領民達
ヨハン :「聖女様 ここにいる国民を治療していただき感謝する」
梨絵 :「いえ それよりヨハン様はなんでここに?」
ヨハン :「いやー 聖女様が病院に行くと聞いたので
でも 来て良かった
見てくれ この民衆の喜びようを
貴方のお蔭だ!!」 そう言って梨絵の手を両手で握る
梨絵 :「いえー (イケメンの顔が近い)」
ヨハン :「悪かった! 私も もう少し早く動ければよかったのだが」
梨絵 :「いえ 皇子様は正しいと思います」
そう ここに居る人達は喜んでいる
回復魔法で治るなら治すべきだ!
裏がありそうとか考えすぎだ!
ヨハン :「私は直ぐに城に戻らなければならない
聖女様も一緒に行くか?」
ただ この時 レオンハルトが目くばせをする
梨絵 :「いえ もう少し見て回りたいので」
ヨハン :「分かった
ただ 近々くにの重鎮達を呼んで今日の事を宣言する事にするから
そのつもりでいてくれ」
梨絵 :「分かりました」
ヨハン :「聖女様 本当にトリスタンに来てくれてありがとう」
梨絵 :「私が出来る事なら頑張りますから」
ヨハン :「ありがとう
秘書官! 馬車の中で報告を聞く」
そして少しだけ会話をして皇子は秘書官もつれて城に戻って行った
その後 数十分 民衆に聖女様―― とよばれながら色々話をしていたが
***数十分後***
それも落ち着いて レオンハルトと二人で道を歩いている
レオン :「聖女様 すまないな」
梨絵 :「ううん 別に
それで私に話があるの?」
レオン :「いや アンタにはないぞ」
梨絵 :「。。。え?」
レオン :「俺がここに残りたかったが
護衛だから聖女様が城に帰るって言うと
俺も帰らないといけないからな」
梨絵 :「うわーー 酷い護衛」
レオン :「まー アンタの為になる。。。かもしれないしな?」
梨絵 :「え?」
レオン :「ついてきな」
そして 教会の裏手側へ
レオン :「アーノルド!」
夫人警護:「おー レオンハルトか?」
レオン :「こっちは聖女様だ」
梨絵 :「聖女の梨絵です」
夫人警護:「護衛のアーノルドです」
レオン :「ドルフィン夫人と話したいのだが」
夫人警護:「無理だよ 見てみな?」
病院関係者達に囲まれている青いドレスの婦人がいる
夫人警護:「夫人は忙しいんだ! 誰かさんのせいでな」
レオン :「そこをなんとか」
夫人警護:「出来ない お前の頼みでも。。。」
レオン :「。。。そうか。。。」
夫人警護:「諦めな」
レオン :「。。。。なら 令嬢はどうだ?」
夫人警護:「令嬢?」
レオン :「ああ サラ様だ?」
夫人警護:「。。。お前? いくら何でもそれは犯罪だぞ!!
女性だからってデビュタント前の人に」
レオン :「いや 違う!!」
夫人警護:「違わないだろ? つーかデビュタント前の令嬢に何の用だよ?」
レオン :「俺には面識がある」
夫人警護:「嘘つくなよ デビュタント前だぞ!」
レオン :「聖女様のお披露目会で声をかけていただいた」
夫人警護:「それで面識があると?」
レオン :「いや ダンテスと俺に令嬢として話してくれたんだ!!」
夫人警護:「!!!!!!」
レオン :「。。。。。。」
夫人警護:「ここで待ってろ! 聞いて来るから」
レオン :「助かる」
梨絵 :「あのー」
レオン :「あいつはアーノルドといって俺とダンテスの同期だ」
梨絵 :「そうなんですか?」
レオン :「ダンテスは近衛
俺はパレスガード
そしてあいつはドルフィン家から直接声をかけられて
ドルフィン家の護衛をしている」




