第28話 病院と患者 その2
トリスタン皇国 コンラッド領の教会と病院
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キザでイケメンで常に にこやかにしているパレスガード レオンハルト
彼が声を大きく荒げ叫んだ
本気で怒っている様に。。。いや本気で怒っていたのであろう
その為 誰も意見を言う事ができなかった
2名のみが馬車に乗せられ
残りの患者や馬車と共に歩いてついて来る
その姿を病院からじっと眺めている病院関係者
***20分後***
トリスタン皇国 コンラッド領の教会と病院の道の先の橋を渡った場所
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梨絵 :「とりゃー ヒール」
梨絵 :「おりゃー ヒール」
梨絵 :「いくぞー ヒール」
片っ端から回復魔法をかけて病人や怪我人を治していく
元患者 :「ありがとう 聖女様」
元患者 :「ありがとうございます」
元患者 :「聖女様 ありがとうございます」
回復されて喜んでいく人達
やはり 病院関係者達が間違っている
だって この人達 本当に喜んでいるもの
秘書官 :「さすが聖女様 皆 喜んでおります」
梨絵 :「ですよね?」
秘書官 :「それに比べ あのインチキ者達は国民を何だと思っているんだ!!!」
秘書官が怒るのも分かる
回復魔法でスッと治せるのをしない人達だから
回復魔法を使うのには高いお金を要求する人達だから
***1時間後***
全員を回復させた
それでも私は疲れていない
どうやら私の魔力も上がっているようだ
元患者 :「おーい 皇子様が来たぞ――」
梨絵 :「え?」
病院の近くに見慣れた馬車が来ている
レオン :「ヨハン皇子が来たのか? (このタイミングで来るか)」
梨絵 :「そうみたい
私達も行きましょう」
私達は急いで皇子様の所へ
そして元気になった元患者達もついてくる
トリスタン皇国 コンラッド領の教会と病院
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元患者 :「あー あれが皇子様」
元患者 :「相変わらず綺麗で貫禄がある」
元患者 :「今日は何という僥倖だ
聖女様だけでなく皇子様も見る事ができるなんて」
元患者 :「皇子様ー 聞いてください!
聖女様に治してもらったんです」
元患者 :「私も」
元患者 :「俺もです」
ヨハン :「でもお前達は何故 向こうから来た?
なぜ病院にいない?」
元患者 :「病院から追い出されたんです」
元患者 :「聖女様の回復魔法を使って欲しいなら 出て行け――て」
梨絵 :「。。。。。。(脚色がついている。。。でも あの人達の気持ちもわかる)」
ヨハン :「秘書官 それは本当なのか?
秘書官 :「本当です!
ドルフィン家の命令で回復魔法は病院では使えないって」
秘書官は コンラッド領やシャンデン家の名前は出さない
ドルフィン家の名前だけを強調して言う
ヨハン :「ドルフィン家か?
そして お前達はその無意味な決まりを守らされたと?」
元患者 :「はい あの騎士様がそう言ったので」
ヨハン :「レオンハルト? それは本当か?」
レオン :「そうですが 何か?」
ヨハン :「お前はそれでもトリスタンの騎士か!?
国民の為に立ち上がろうと言う誇りはないのか!?」
レオン :「パレスガードとしての役割は はたしています」
ヨハン :「。。。。。。」
レオン :「先程 病院で言い争いが抗争に発展しそうでした
だから聖女様の護衛として
聖女様の身を守る為に最も安全な選択 をしただけです
皇子! それが問題なのですか?」
パレスガードは国の騎士であるが皇帝達を守る近衛とは役割が違う
そう言う意味では皇子の命令を断る事が出来る
また それとは別にレオンハルトとしては
騎士団長が辞めた事に関してゆさぶりをかけている
当然ながら皇子もそれは察しているので ここでは強く出ない
ヨハン :「そうか なら仕方が無い
でも ドルフィン家とその命令に従う奴は別だ!
ドルフィン家は 本当に腐ってやがる!
ドルフィン家は子供を馬車で轢いた!!
ドルフィン家は領民を脅している!!!」
秘書官 :「ドルフィン家は気に入らない人を暗殺している
そういう噂もありますが。。。火の無い所に煙は立たない
多分 本当なんでしょう」
ヨハン :「我慢の限界だ!
これ以上は無理だ!
これ以上国民に苦をしいる訳にはいかない
これ以上は悪事を見逃すわけにはいかない
私はここで宣言する!!!
ただ今この時より トリスタン皇国の病院および教会は
皇子である私の管轄下に置く!!」




