↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
28/53

第28話 病院と患者 その2


トリスタン皇国 コンラッド領の教会と病院

―――――――――――――――――――――――――――――――――

キザでイケメンで常に にこやかにしているパレスガード レオンハルト

彼が声を大きく荒げ叫んだ

本気で怒っている様に。。。いや本気で怒っていたのであろう

その為 誰も意見を言う事ができなかった


2名のみが馬車に乗せられ

残りの患者や馬車と共に歩いてついて来る

その姿を病院からじっと眺めている病院関係者



***20分後***

トリスタン皇国 コンラッド領の教会と病院の道の先の橋を渡った場所

―――――――――――――――――――――――――――――――――

梨絵  :「とりゃー ヒール」

梨絵  :「おりゃー ヒール」

梨絵  :「いくぞー ヒール」


片っ端から回復魔法をかけて病人や怪我人を治していく


元患者 :「ありがとう 聖女様」

元患者 :「ありがとうございます」

元患者 :「聖女様 ありがとうございます」


回復されて喜んでいく人達

やはり 病院関係者達が間違っている


だって この人達 本当に喜んでいるもの


秘書官 :「さすが聖女様 皆 喜んでおります」

梨絵  :「ですよね?」

秘書官 :「それに比べ あのインチキ者達は国民を何だと思っているんだ!!!」


秘書官が怒るのも分かる

回復魔法でスッと治せるのをしない人達だから

回復魔法を使うのには高いお金を要求する人達だから


***1時間後***

全員を回復させた

それでも私は疲れていない

どうやら私の魔力も上がっているようだ


元患者 :「おーい 皇子様が来たぞ――」

梨絵  :「え?」


病院の近くに見慣れた馬車が来ている


レオン :「ヨハン皇子が来たのか? (このタイミングで来るか)」

梨絵  :「そうみたい

      私達も行きましょう」


私達は急いで皇子様の所へ

そして元気になった元患者達もついてくる



トリスタン皇国 コンラッド領の教会と病院

―――――――――――――――――――――――――――――――――

元患者 :「あー あれが皇子様」

元患者 :「相変わらず綺麗で貫禄(かんろく)がある」

元患者 :「今日は何という僥倖(ぎょうこう)だ

      聖女様だけでなく皇子様も見る事ができるなんて」

元患者 :「皇子様ー 聞いてください!

      聖女様に治してもらったんです」

元患者 :「私も」

元患者 :「俺もです」

ヨハン :「でもお前達は何故(なにゆえ) 向こうから来た?

      なぜ病院にいない?」

元患者 :「病院から追い出されたんです」

元患者 :「聖女様の回復魔法を使って欲しいなら 出て行け――て」


梨絵  :「。。。。。。(脚色(きゃくしょく)がついている。。。でも あの人達の気持ちもわかる)」


ヨハン :「秘書官 それは本当なのか?

秘書官 :「本当です!

      ドルフィン家の命令で回復魔法は病院では使えないって」


秘書官は コンラッド領やシャンデン家の名前は出さない

ドルフィン家の名前だけを強調して言う


ヨハン :「ドルフィン家か?

      そして お前達はその無意味な決まりを守らされたと?」

元患者 :「はい あの騎士様がそう言ったので」

ヨハン :「レオンハルト? それは本当か?」

レオン :「そうですが 何か?」

ヨハン :「お前はそれでもトリスタンの騎士か!?

      国民の為に立ち上がろうと言う誇(ほこ)りはないのか!?」

レオン :「パレスガードとしての役割は はたしています」

ヨハン :「。。。。。。」

レオン :「先程 病院で言い争いが抗争に発展しそうでした

      だから聖女様の護衛として

      聖女様の身を守る為に最も安全な選択 をしただけです

      皇子! それが問題なのですか?」


パレスガードは国の騎士であるが皇帝達を守る近衛(このえ)とは役割が違う

そう言う意味では皇子の命令を断る事が出来る

また それとは別にレオンハルトとしては

騎士団長が辞めた事に関してゆさぶりをかけている

当然ながら皇子もそれは察しているので ここでは強く出ない


ヨハン :「そうか なら仕方が無い

      でも ドルフィン家とその命令に従う奴は別だ!

      ドルフィン家は 本当に腐(くさ)ってやがる!

      ドルフィン家は子供を馬車で轢(ひ)いた!!

      ドルフィン家は領民を脅(おびや)している!!!」

秘書官 :「ドルフィン家は気に入らない人を暗殺している

      そういう噂もありますが。。。火の無い所に煙は立たない

      多分 本当なんでしょう」

ヨハン :「我慢の限界だ!

      これ以上は無理だ!

      これ以上国民に苦をしいる訳にはいかない

      これ以上は悪事を見逃すわけにはいかない


      私はここで宣言する!!!


      ただ今この時より トリスタン皇国の病院および教会は

      皇子である私の管轄下に置く!!」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。