第27話 病院と患者
トリスタン皇国 城内 応接室
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秘書官 :「病院ですか?」
梨絵 :「はい あるんですよね?」
秘書官 :「ああ 大きいのがコンラッド領にありますが」
レオン :「シャンドン家が出資を手伝ったんだっけか?」
メアリー:「あと ドルフィン家ですか?」
梨絵 :「行ってみたいのですが?」
レオンハルトは秘書官の方を見てみる
秘書官としても病院の患者に対して回復魔法をかける事は
間接的に反皇帝派に対して打撃を与えると考えているので問題はない
秘書官 :「行っても問題ないと思われますが皇子に報告させてもらいます」
レオン :「わかった」
トリスタン皇国 城内 執務室
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秘書官 :「聖女様が病院を訪問したいと」
ヨハン :「そこで回復魔法を使ってもらえるのならいい事だ
許可してくれて構わない
少し遅れて私も行くとしよう」
秘書官 :「了解しました」
***2時間後***
トリスタン皇国 コンラッド領の教会と病院
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馬車に揺られながらコンラッド領へ
護衛にレオンハルトさん
侍女のメアリーさん
そして多分だが監視役の秘書官
そして私の4人組
秘書官 :「あそこの大きな建物が病院です
私が先に行って様子を見てきましょう」
この秘書官って度々スタンドプレイをするよね?
まー 監視が居なくなるって事でいいんだけど
それは教会の建物の隣に建てられていた
ん? 教会の大きなドアが開いているなー?
教会のドアから中を覗くと
青いドレスを着た夫人と子供が聖職者やシスター達と話をしている
レオン :「ドルフィン伯爵夫人が来ているのか。。。令嬢もいる
聖女様 何も言うなよ 話を聞きたい」
梨絵 :「。。。」 コクッと頷く
伯爵夫人:「残念ながら皆さんが引っ越す事になるでしょう」
シスター:「そうなんですか?」
伯爵夫人:「王子と聖女の横暴で」
梨絵 :「。。。(ちょっと 私の横暴ってどういう事?)」
伯爵夫人:「住み慣れた土地から離れるのは不安があるでしょう
残りたければ残ってもらっても構いません
でも残れば酷使される運命が待っています」
全員 :「。。。。。。」 数人が息を飲むリアクションをしている
伯爵夫人:「ただ できるのであれば
我が領に来ていただくか
またはエステートとプリマベーラと共同出資で作成した
病院と大聖堂がエステートにありますので
ワタクシとしては皆さんに来ていただきたい
引っ越しの費用などはこちらで持たせていただきます」
聖職者 :「それは ありがたい」
伯爵夫人:「とはいえ 貴方達の人生の岐路
自分で正しいと思う事を選択してください
ドルフィン家でその補填をさせていただきます」
聖職者 :「分かりました」
シスター:「ありがとうございます」
レオン :「。。。。。。」
梨絵 :「。。。。。。(一体何の話をしているのであろう?)」
レオン :「聖女様 のぞき見していたのがバレたら問題です
病院に行くのであれば行きましょう」
梨絵 :「はい」
そして私達は病院へ
現代の日本みたいな近代施設ではない
それでも大き目で 中もできるだけ綺麗になっている
ただ。。。呻き声等が聞こえてくる
聖職者やシスターたちが看病している
それに医者? や看護師? みたいな地元の人間達もいる
梨絵 :「回復魔法は使わないのですね」
メアリー:「いや 使っていますよ? ほら アチラ」
ただ使用されている回復魔法はとても弱い物であった
分かっているのは教会関連者は地元の人達等
ここで働いている人たちは懸命に働き
患者に対して丁寧に対応している
梨絵 :「。。。。。。」
秘書官 :「聖女様ならチャンとした回復魔法を使えますよね!?」 大きな声が響く
梨絵 :「!!!!」
患者 :「え? 聖女様?」
患者 :「あ? 聖女様だ?」
秘書官 :「皆さん こちらにおわすは 我が国が召喚した聖女様だ!
彼女なら あなた達の怪我や病気を一瞬で治す事が出来る!!
しかも聖女様はインチキ教会と違って魔法治療の費用を取らない!!」
私の合意などを求めずに秘書官が勝手に演説を始める
患者 :「聖女様ー 私の病気を治してください」
患者 :「聖女様ー 私の怪我を治してください」
なんか利用されているような気がするのは気に食わない
でも人助けをする事には問題はない
患者 :「お助け下さい」
患者 :「お助け下さい」
患者 :「御慈悲を下さい」
梨絵 :「安心してください 私の回復魔法は強力です
直ぐに皆さんを治してあげます
では まず あなたから
いくぞー ヒ―」 私が魔法を使おうとしたら
シスター:「何をしているんですか!!!!」
それはシスターの叫び声で合った
秘書官 :「この怪我人を回復魔法で治すのに何か不都合が?」
シスター:「この場所で強い回復魔法は禁止されています」
秘書官 :「病人を治すのが病院
この場所で回復魔法を使ってはいけない?
なんですかその決まりは?
ああー 教会での回復魔法の治療費がとれなくなる
だから 止めているのだと」
シスター:「。。。。。。」
秘書官 :「それは困りますよねー お高い治療費がとれなくなるのだから」
患者 :「そうだそうだ」
患者 :「聖女様が回復魔法を使って治してくれるといってくれてるんだ」
患者 :「俺は直ぐこの痛みから解放されたい」
患者 :「僕もそうだ」
患者 :「私もーー」
秘書官 :「ほら お気になさらずに 回復魔法を使ってください」
聖職者 :「止めろと言っているだろ!」
となりの教会から来た聖職者が叫ぶ
気が付いたら病院関係者と病人達で2分割されていた
聖職者 :「回復魔法を使うな! そう言っている」
秘書官 :「この病院はインチキ病院だ
患者の事なんてまるっきりきにしていない」
患者 :「そうだそうだ」
患者 :「そうよそうよ」
秘書官 :「それでも回復魔法を使わせないと?」
聖職者 :「この領地では禁止されている
どうしても使いたければ この通りの先の川
橋を渡った場所で使えばいい」
秘書官 :「怪我や病気の人達を川の向こうまで移動させろと?」
聖職者 :「あなた達が乗って来た馬車があるだろう?」
秘書官 :「こんなインチキの人達は無視してください 聖女様 回復魔法を」
患者 :「聖女様お願いします」
患者 :「聖女様ーー」
聖職者 :「レオンハルト殿!!!」 最後の望みをかけてレオンハルト向け声を出す
レオン :「コンラッド領 及び シャンドン家とドルフィン家の令を破る
と ここに居る皆さんは言うのですか?」 とても冷たく言い放つ
全員 :「。。。。。。」
レオン :「パレスガードである騎士の私の前で堂々と令を破る!! と
そう言っているのですか?」
全員 :「。。。。。。」
レオン :「秘書官 そして聖女様!
回復魔法での治療は川を越えた場所で願えます!」
秘書官 :「レオンハルト!」
レオン :「秘書官! 貴方は少し口を閉じたらどうだ!?」
秘書官 :「な!」
レオン :「あと 患者達
向こうに行けば回復魔法をただでかけてもらえるんだ
いちいち文句を言うな!!!
重病人は馬車で運ばせてもらう! いいな」




