第30話 病院と患者 その4
トリスタン皇国 コンラッド領の教会と病院の裏
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梨絵 :「ドルフィン家の護衛?」
レオン :「ああ。。。聖女様の言いたい事は分かる
ドルフィン家に黒い噂が多いのは確かだ」
梨絵 :「なら」
レオン :「そして皇帝もドルフィン家を嫌っている
当然と言えば当然だ!
皇帝の命令は絶対! 公爵も侯爵も逆らえない
その下の伯爵家なのに唯一 皇帝と対等に渡り合える家だからな」
梨絵 :「。。。。。。」
レオン :「大丈夫! 話すだけだ
絶対に聖女様に危害は加えさせない
護衛としての責務は全うするから」
梨絵 :「本当に?」
レオン :「ああ 本当だ!
腕をワキワキしたり胸を触ってしたりしなければな」
梨絵 :「えーーー?」
レオン :「いや そこは素直に
はい わかりました じゃないのか?」
梨絵 :「いやー レオンハルトさんはカッコいいイケメンだけど
少しチャラいし」
レオン :「チャラい?」
梨絵 :「いや 今日はチャラくなかったなー」
レオン :「なんだよ? チャラいって」
先程の緊張が少し晴れたかのように何時もの会話をしている
***数分後***
伯爵令嬢:「この間ぶりですわね? レオンハルト」
レオン :「レディー ドルフィン」
来たな ポーカーフェイスロリ!!
それがカーテシーを行いレオンハルトも目線を合わせるように膝お折って礼をする
伯爵令嬢:「そして お可哀想な聖女様」
梨絵 :「今日は 犬の様って言わないのね?」
伯爵令嬢:「今日はイノシシですからね?」
梨絵 :「イノシシ?」
伯爵令嬢:「そう 畑を荒らすイノシシ
良かったわね? 犬じゃなくて」
梨絵 :「。。。。。。」
また変な言い回し
ただ嫌味を言っている気がしない。。。でもない
いや 人の事をイノシシ呼ばわりはダメでしょ!!
やはり 私の事を見下してるな! このポーカーフェイスロリ!!
伯爵令嬢:「それで御用件は?」
レオン :「レディー ドルフィン
何故 聖女様が回復魔法を使うのを
教会の者達が反対したんでしょうか?」
伯爵令嬢:「貴方はどうお思いなの?」
梨絵 :「私?。。。教会が不当な金額を要求する回復魔法を
私が使うのが面白くなかったんでしょう?」
伯爵令嬢:「ふーん そう。。。お可哀想に」
梨絵 :「ちょっと!! それ どういう意味よ!?」
伯爵令嬢:「貴方がそういう答えを出したのなら それが貴方の答え
そして私が貴方の事を可哀想と思ったから それが私の答え
それだけよ?」
梨絵 :「うっ。。。 (このポーカーフェイスロリ まったく表情がかわらない)」
レオン :「レディー ドルフィン
理由があるのでしょう?」
伯爵令嬢:「お金の為だと聖女様は言っているわ?」
梨絵 :「違うの?」
伯爵令嬢:「この場所の領民の声を貴方と皇子は抄い上げた
そして教会や病院で働く者の声を貴方と皇子は捨て去った
それだけの事でしょ?」
梨絵 :「。。。。。。」
レオン :「。。。。。。」
伯爵令嬢:「私には知っている事がある
でもそれを教えるつもりは無いわ」
レオン :「何故です!?」
伯爵令嬢:「そこにいる お可哀想な聖女様が
自分で気付かないといけない事ですから」
梨絵 :「どういう意味よ!?」
伯爵令嬢:「その意味がわからないから 私は貴方をお可哀想と呼んでいるの」
梨絵 :「。。。。。(何なのよ このポーカーフェイスロリ)」
伯爵令嬢:「でも レオンハルト! 貴方に1つだけ言える事があるわ」
レオン :「何でしょう?」
伯爵令嬢:「ドルフィン伯爵家の令譲としてあなたに申し上げます
聖女様が望む限り護衛をシッカリこなすように!」
レオン :「それが貴方の言葉でしたら従いましょう レディー ドルフィン」
ちょっと! なんでこのポーカーフェイスロリが私の事を心配してるのよ!
そして何でレオンハルトがこのポーカーフェイスロリの言葉に従うの?
伯爵令嬢:「でわ 私はそろそろ行きますわ
おふた方 御機嫌よう」
そう言って一礼してから てくてくと伯爵夫人の方へ
夫人警護:「気が済んだか?」
レオン :「ああ アーノルド 助かった
聖女様 話は終わりました 戻りましょう」
梨絵 :「。。。わかった」
それから二人で馬車に戻り城へ
梨絵 :「でもレオンハルト様ってあの令嬢の言葉には従うんだ?」
レオン :「色々あるんですよ」
梨絵 :「私の事をイノシシ呼ばわりしたのに?
(レオンの言葉遣いが騎士モードになってる)」
レオン :「間違ってはいないでしょう」
梨絵 :「。。。ちょっと何! 失礼な!!」
レオン :「聖女様はお気づきにならないのですか?」
梨絵 :「何がよ!!」
レオン :「回復魔法を否定していたとしても
病院の人達は真面目に働いていました」
梨絵 :「それは 私も見てたから知ってるけど」
レオン :「だから 貴方はイノシシ呼ばわりされたんですよ!」
梨絵 :「意味わかんないんだけど」
レオン :「貴方が病院に行かなければ病院は病院として機能していた
貴方が病院に今日行ったから病院はごちゃこちゃになってしまった
そう あなたが畑を荒らしたイノシシの様だ そう言ったのですよ」
梨絵 :「何よそれー
教会が回復魔法を使うのなら病院は必要はないでしょう」
レオン :「回復魔法があるのに
何故わざわざ病院を作ったのかは私には理解できません
。。。いや心当たりは幾つかありますが」
梨絵 :「例えば?」
レオン :「回復魔法が使えない人は怪我人の手当をしてはいけないのですか?」
梨絵 :「。。。。。。」
レオン :「あと回復魔法をしてもらえると知った時の
患者たちの病院関係者に対する手のひらの返し用
個人的には気に食わないですけどね」
梨絵 :「。。。。。。(それは私も少しは思った)」
レオン :「まー 昔の事もありますし。。。」
梨絵 :「。。。。。。(昔の事?)」
レオン :「でもレディー ドルフィンが貴方を守るように言ってきた
だから貴方が望む限り全力で貴方の事を守りましょう」
梨絵 :「。。。。。。」
レオン :「本来ならパレスガードが護衛をする事は無いです
あくまでも一時的な配置なので
でも私の事を信用できないというのであれば
ヨハン皇子か騎士団長のダンテスに言ってください
その時は素直に身を引きますので」
梨絵 :「。。。。。。」




