第25話 男同士の会話 1回目
***2年前***
トリスタン皇国 ドルフィン家
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伯爵 :「今日は視察に行って来る
アルフレッド 準備を頼む」
執事長 :「はい 任されました」
ドルフィン伯爵は疲れていた
伯爵家 食うに困る事は無い 領民も問題ない
でも意外と仕事が多い その上でのドルフィン家の青の種類
その疲れが出ている
だからこその視察
そう視察で外に出て色々見てまわる。。。という建前
一番の目的は視察を理由による 平民の酒場に行く事だ
服は貴族の青い服から平民の服に
ただ それでも偉い人と思われてしまう
なぜなら平民を装っているが服が高そうだからだ
でも伯爵から物を取ろうとする者はいない
なぜなら 酒場の人間全員に酒を奢ってくれる人
そう周りに認知されているから
トリスタン皇国 ドルフィン家領の町の酒場
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伯爵 :「おーい 今日も飲みに来たぞーー」
客 :「あーー 来たか――」
客 :「おーー 来た来た――」
酒場の主:「あのー ダンナー 本日もよろしいのですかい?」
伯爵 :「当然だ! 給料が出た! パーと使わないとな!!
店主 皆の酒代を今日も持たせてもらうぞ」
客 :「おーーーーーーー」
客 :「さすがーーーーー」
客 :「待ってましたーー」
現金なものと言ってしまえばそうである
ただ酒場で知らない者はいない
実際に伯爵と認知はされていない
ただ何らかの形で伯爵家と関りが有り お金を持っていると思われている
そして それを皆に分配するかのように酒代を持ってくれる
そのため文句を言う人は居なく純粋に人気があった
そしてそれが分かっている為
伯爵に襲い掛かってお金を奪おうとする者は皆無であった
そんな事をすれば町から叩きだされてしまうであろう
それでもアルフレッドは護衛の為 酒場を監視しているが
***1時間後***
伯爵 :「ちょっと酔ってきたな
まだ飲み足りない でも少しだけ夜風に当たって来る」
客 :「あーー 旦那 いってらっしゃい」
そして 外に出る
伯爵 :「アルフレッド」
執事長 :「はい」 呼ばれて直ぐに出てくる
伯爵 :「周りは?」
執事長 :「問題ありません」
伯爵 :「お前も飲むか?」
執事長 :「いえ 仕事の最中ですので」
伯爵 :「分かった 引き続き護衛を頼む」
執事長 :「了解です」
そして酒場の裏に歩いて行くと
ちょうどその時裏口から赤く少しこげ茶の髪をした少年が出てくる
少年 :「ゲッ! 貴族のおっちゃん!」
伯爵 :「ゲッ! はないだろう ゲッ!は」
少年 :「だって平民にとっちゃー 貴族と会う事は面倒しかねーもん」
伯爵 :「あはははは まー 理解はできるけどな」
そしたら 青年は空を見て何かを書いている
伯爵 :「何をしているんだい?」
少年 :「星座とやらを見てるんだよ」
伯爵 :「星座?」
少年 :「まー 見続けないと意味がないらしいからね
というか おっちゃんさー なんか疲れてない?」
伯爵 :「分かるか?」
少年 :「まー 分かりたくもないけどね」
伯爵 :「へ?」
少年 :「だって おっちゃんみたいな人はさー
明日も食べ物が食べれるか? とか心配した事ないだろ?」
伯爵 :「それはなー でも貴族には貴族の問題ってあるんだぞ」
少年 :「どうせ 大した事ないだろ?」
伯爵 :「いや 生き死にの問題だ!」
少年 :「生き死にー? またまたー」
伯爵 :「それも貴族だから問題も大変なんだぞ?」
ドルフィン家の青 10種類の青 その内5種類がどうしても間違ってしまう
そして酔っていた事もあり少年に夫人のドレスの色の違いが分からない事を
話してしまう
少年 :「あははははははは 尻にしかれてやんの」
伯爵 :「おいおい」
少年 :「そうかーー。。。あのさー それってドレスの話だよね?」
伯爵 :「ん?」
少年 :「生地の色じゃなくてドレスの色の話だよね?」
伯爵 :「ああ そうだが」
少年 :「なら簡単じゃんか」
伯爵 :「簡単?」
少年 :「ドレスって刺繍があるだろ? だったら夫人の分からない場所
肩の後ろや首の後ろ
そこに刺繍を足すんだよ」
伯爵 :「刺繍を足す?」
少年 :「そう 例えば花の刺繍 花弁が5枚なら 何色 4枚なら何色
または 色のイニシャルでもいいし
普通の人には分からないドレスの模様
でもおっちゃんだけが認識できる何色か?の印 記号を
ドレスに足せばいいじゃないか」
一瞬で酔いが覚めた伯爵
少年 :「なにが生き死にの問題だ! 簡単じゃないか!
まー いいや 俺はそろそろ仕事に戻らないと」
そう言って少年は戻って行く
長年困っていた問題
妻を怒らせていた問題
それが嘘のように一瞬で消え失せた
伯爵 :「あの少年は。。。いったい」




