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第22話 村での治療


トリスタン皇国 ラトゥール侯爵家領の村

――――――――――――――――――――――――――――――――――


梨絵  :「とりゃー   ヒール! はい お大事に」

梨絵  :「おりゃー   ヒール! はい お大事に」

梨絵  :「おんどりゃー ヒール! はい お大事に」


こういう事を言ってしまうと問題があるのだろうが

ちまちま1人づつやるより 団体で治した方が早いと思う


聖女と言ったら団体回復魔法が使えるハズだろうし


そう リューズ様に言ったら


リューズ:「それは絶対にしないで下さい!!」

梨絵  :「駄目ですか?」

リューズ:「回復魔法の前借りであなたが死んでしまう可能性があります」

梨絵  :「。。。。。」

リューズ:「とはいえ 止めても貴方はやるのでしょうが

      でも範囲内に重症の者が数人いたりしたら危ないですし」

梨絵  :「。。。。。」

リューズ:「貴方の体はあなたが一番良く知っているはずです

     絶対に問題ない 本当に絶対に問題ない

     もう ほんとーーーーーーに問題ない

     と感じたらやってみてください」

梨絵  :「ううう。。。分かりました 暫(しばら)くは使いません」

リューズ:「貴方が聡明(そうめい)で良かった」


リューズ様 素敵!!。。。筋肉ないけど


ただ あれから必ずトレーニング中にも秘書官が常に目を光らせている

私達を監視しているような あの目

居心地が悪い


少年と別れてから秘書官とラトゥール侯爵達と合流してから領の南の村

病気が流行っている村にやってきてヒールをかけ続けている


120人近くにヒールをかけたらそこで終了したとの事


梨絵  :「良かったー 魔力切れは起こしてない 流石(さすが) 私」

村人  :「聖女様 本当にありがとうございました」

村人  :「聖女様 ばんざーーい  村人の1人が叫んで皆が喜びの声を上げる」

村人  :「村人達 聖女様 ばんざーーい」

秘書官 :「素晴らしい光景ですな ラトゥール侯爵」

公爵  :「ああ これで今年も税金は問題なく入ってくる

      聖女様様だ」

ダンテス:「。。。。。。」


疲れたけど。。。やって良かったよ

侍女のメアリーに支えられながら手を振ってから

馬車に乗り込み 皆で城に戻る


***夜***

ヨハン :「聖女様が村を救ったそうだ」

侯爵  :「我が領での流行り病

      それを聖女様が1人1人丁寧に全員に回復魔法をかけて治してくれた

      どこぞの教会とは違う」

秘書官 :「本当の慈愛に満ち溢れている」

ヨハン :「ああ 皆の者 これが梨絵様 聖女様だーー」


そして城では貴族達が皆

喜びの声を上げている


この時 私は気づいていなかった

ただ1人が私に殺気を向けている事を


レオン :「おい 聖女様はどうだった?」

ダンテス:「流石(さすが)は聖女様。。。村人を全員 回復魔法で救っていた」

レオン :「そうか。。。それは良かった

      そうそう 騎士団長が調子が悪いとの事で お前に警護を任すと

      帰って来たばっかりで疲れているだろうが頼む。。。だとさ」

ダンテス:「そうか」

レオン :「安心しろ お前より強い俺が手伝ってやるから」

ダンテス:「おいおい」

レオン :「お礼はエールでいいからな」

ダンテス:「おいおいおい」


この日 騎士団長が辞表を出す


私はあなたに仕える為に忠誠の儀式をしました

残念ながらこれ以上 貴方様(あなたさま)の為に命は張れない


そう書き置きを残して







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