第16話 皇帝の思惑
トリスタン皇国 城の執務室
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皇帝 :「聖女の回復魔法はどうだった?」
秘書官 :「さすが聖女様といわれるだけあって
足が潰れたり どうしても助かりそうも無かった人も
まったく無傷の様に回復しました」
宰相 :「それはいい」
秘書官 :「ただ3回が限度でしたけど」
皇帝 :「たったの3回か?」
秘書官 :「いや あれ程の回復魔法を3回も撃てるのは凄い事ですよ」
皇帝 :「成る程。。。でも足りんな
やはり聖女の回復魔法の使い方を考えねばならぬな」
宰相 :「ですね」
皇帝 :「ロドニーの回復はもう少し先に延ばすぞ」
宰相 :「分かっております」
皇帝 :「フォーザの動きは?」
宰相 :「相変わらずこっちの隙を狙っていますね
ただメッセと同様で魔物退治が多いので
今年はこっちを攻めてこないんじゃないかと」
皇帝 :「実験を進める必要があるな
フォーザとメッセどちらが良い?」
宰相 :「メッサの国境近くが宜しいかと」
皇帝 :「ふむ でも化け物がいるだろ?」
宰相 :「あれ以降 目撃はされていません」
皇帝 :「そうか」
ヨハン :「父上 もう少し魔力を持たせてからの方がよいかと?」
秘書官 :「訓練と実経験を踏ませる必要があります」
皇帝 :「だな 貴族達に連絡をしておけ
もう少ししたら聖女による治療を行うと」
宰相 :「了解しました」
秘書官 :「デュクルー男爵の方は
出来るだけ早めに聖女様を送ってもらいたいと
マレスカス公爵も聖女様をお呼びしたいと」
宰相 :「税金が少なくなるぐらいの被害が出ている
デゥクルー男爵が先だと伝えておくように
ラトゥール侯爵にも話をとおしておけ」
秘書官 :「分かりました」
皇帝 :「元々はロドニーの治療の為に聖女を召喚したんだが
召喚した途端 誰もかれもが聖女を自分の利益の為に使おうと考える」
宰相 :「確かに」
皇帝 :「まー でも そのために召喚したんだ
やってもらわねばならない
息子よ そこは分かっておるな?」
ヨハン :「当然です 父上」
秘書官 :「でもマレスカス公爵については王子も同行なさったほうが?」
ヨハン :「ん?」
秘書官 :「あの聖女様に無礼を働きかねないと言うか」
ヨハン :「ははははは 確かに
でも顔合わせは既にすんでいるので後回しで
肝心の聖女のほうは?」
秘書官 :「リューズ様と訓練を引き続き行っています」
皇帝 :「だな もう少し数を撃てるようになってもらわねば敵わん」
秘書官 :「あと聖女が城下町で回復魔法を使いたいと」
皇帝 :「城の離れなら問題なかろう」
秘書官 :「わかりました
そこを解放させます」
宰相 :「あと ネーベの使節団がトリスタンに寄りたいと」
皇帝 :「それはいい
ネーベとの取引はトリスタン皇国が願っていた物だが
毎回交渉が失敗している
ただ今回は聖女という目玉の見世物があるからな」
ヨハン :「私にお任せ願えませんか?」
皇帝 :「いいだろう ヨハン! やってみろ!」
宰相 :「あの国と交易ができるのは
皇子の素晴らしい成果となりましょう」
皇帝 :「だな」
秘書官 :「ドルフィン家なのですが」
皇帝 :「あの家が何かしたのか!?」
秘書官 :「ドルフィン家すが聖女様と接触をしたのですが?」
全員 :「!!!!!!」
皇帝 :「何? 何故報告がなかった」
秘書官 :「いや ドルフィン家の令嬢が聖女様を罵倒しておわったので」
皇帝 :「ふん。。。ならいい 捨て置け!
全く忌々しい家だ」




