第14話 回復魔法実戦
トリスタン皇国 シャンドン公爵家近くの村
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
梨絵 :「安心してください
とりぁー ヒール」
傷口がみるみる治って行く
潰れかけた足が元に戻って行く
東の村人:「ありがとうございます
これが 聖女様の回復魔法
本当にありがとうございます」
今日は公爵家に会いに行くとの事
あいさつ回り
前回はお披露目会で来てもらった
だから限られた家にだけでも挨拶をしに行って欲しいとの事で
馬車で移動中であった。。。のだが
シャンドン公爵家の場所へ移動中に寄った村
そこで事故が起きたらしい
秘書官が実際に回復魔法が使えるかの実験として丁度良いとの事で
魔法を使った
思ったよりも疲れる
けど 治してもらった人とその家族は
東の家族:「ありがとうございます ありがとうございます」
と口にし続けた
それだけで充分だ
そう思っていたら
村人 :「大変だーー 村の北で事故が起きた」
梨絵 :「あのー 私回復魔法使えますけど」
村人 :「本当か?
でも。。。お金が。。。」
梨絵 :「大丈夫ですよ 費用は皇子が出してくれるんで
お金には苦労してないです
それより急いで案内してください」
トリスタン皇国 シャンドン公爵家近くの村の北側
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
梨絵 :「うぉりゃーー ヒール」
怪我人がみるみる良くなっていく
北の村人:「ありがとうございます ありがとうございます」
そう言われていたのだが
梨絵 :「はー はー はー」 少し疲れが出てきている
??? :「まるで犬の様ね!!!」
少し大き目の声が響く
私はこの声を知っている
ポーカーフェイスロリ
ドルフィン家の令嬢だ
その声で周りがシーンとなる
梨絵 :「あのー あたしに言ったんですか?」
伯爵令嬢:「あなた以外に居るとお思いなの?」
声のトーンから本気で言っているというのが分かる
ただ 見下している? 。。。 様には聞こえない気もしなくはない
いや 犬の様だというのは見下しているのであろう
周りにいた人もドルフィン家の紋章を見たため何も言わない
ただ 令嬢は扇子を開き ひらひら
そしてセンスを ‟バシッ” っと閉じて 西を扇子で指差す
村人 :「あの 聖女様が居るって聞いたんです
昨日の雨で所々 村でガタが来ていたのでしょう
西でも事故が起きたんです
助けてもらえないでしょうか? お願いします! お願いします!!」
伯爵令嬢を乗せた馬車はそのまま行ってしまった
梨絵 :「公爵家に会いに来たんですかね」
秘書官 :「でも気にしないで下さい
冷徹なドルフィン家なので
それよりも村の西側です」
梨絵 :「今いきます」
トリスタン皇国 シャンドン公爵家近くの村の西側
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
梨絵 :「おんどりゃーー ヒーール」
そして怪我人にヒールをかける
がこの時 頭を”ガン”と殴られたぐらいの振動が走る
実際に殴られた訳ではない
後で判ったのだが純粋な魔力枯渇であるらしい
ただ 怪我人は無事に治ったとの事
ダンテス:「脅かさないで下さい
こっちは生きた心地がしなかったですよ」
秘書官 :「まさか 魔力不足とは」
梨絵 :「ステータスが使えたら防げたのに」
秘書官 :「確かに。。。でも安心してください
使えば使うほど魔力は増えますからね」
梨絵 :「でもたった3回しか使えませんでした」
メアリー:「いや あのような高度な回復を3度もできるというのが
そもそも異常なのです」
秘書官 :「ドルフィン家と鉢会いたくないですし
侯爵家へは明日行きましょう
本日は宿屋でゆっくりしていきましょう」
そう言われ 村の宿屋に立ち寄り
盛大な祝いのなか そこそこ豪華な料理が振る舞得られる
そして ありがとう と何度も言われ私はいい気になっていた
ただ倒れたため公爵家に行くのはキャンセルに
ドルフィン家は公爵家に寄る前に村の南側に立ち寄ったらしい
その後 公爵家に泊まって次の日に領地に戻って行ったらしい
この時 私はドルフィン家の令嬢の言葉の意味を理解しようともしなかった




