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拡がる戦火

ダンジョンには入るまでが大変。都市の外には出れない。最近は家の外に出ると腕試しで挑んでくる人が多い。挑んで名を上げようというのだ。

非常に煩わしい。

その結果、家に籠る事になる。

そうするとオルファンの悪い癖が出てくる。


爛れた性活を送るのだ。


この家には女性はルーナ、ジェシカ、マリアンの最初の奴隷達。悪ゾンで買ったサラ、クレア、カエデの3人。そして4人の司祭、18人の神殿騎士がいる。総勢28人の女性達。


その中で4人の司祭や神殿騎士はおかしい。

グローシアに権力争いで敗れて、おかしな任務を押し付けられるのはわかる。

だが、何故4人の司祭は家の中で裸でいる必要がある?神殿騎士達は何故騎士を辞めて逃げない?


普通に聞いても何も話してくれない。何度話を濁されたか。ならば悪どい方法を採らせてもらう。

子孫繁栄の効果である被支配欲、従順度が増すのを利用させてもらう。


司祭達のリーダー格である46歳のハマを抱いた。

野性的な目と分厚い唇の女性だ。

胸も垂れ、下腹も出て腰からお尻にかけては肉が付いている。神に仕えていていたため処女だったが、優しく何度も抱いていく。

決して休ませない。スキルの影響でハマの性欲も増していく。

「あぁっ、神様、お許しください。私は快楽に溺れております。」

「快楽に溺れていいんだ。そうしなければこの世界に生き物はいなくなるぞ。神様は無の世界を望んでいるのか?」

「いいえ。神様は世界の平和と繁栄を望んでおられます。」

「なら、快楽に溺れろ。俺に溺れろ。俺の子を孕め。俺の子を産め。それが神様の意思だ。お前の存在する意味だ。」

「あぁっ、それが神様の意思なのですね。」

少しずつ意識を朦朧とさせる。


「お前は俺のものだ。そうだろう?お前は俺の子を産んで世界を繁栄させるという、神様の意思を実行するためにいるのだから。」

「なら俺のものであるお前が、何故俺に嘘をつく。」

そんなとんでも理論で尋問していく。


司祭4人が裸でいるのはグローシアの精神的拷問に屈して誓詞に誓いを立てたため。

司祭達や神殿騎士がオルファンに抱かれる事を受け入れたのはオルファンを取り込んでグローシアに反撃をするため。

オルファン経由でグローシアの弱味を握るため。

表面上はグローシアの機嫌を取るために何でも受け入れる事にした事になっている。


うーん。何なのその権力争いは。


残りの司祭3人も抱く。聖者の腕輪は外した。

結果、証言は一致した。だだし、やり過ぎた。


「「「「神様は言いました。オルファン様の子供を産めと。神様は言いました。オルファン様に尽くせと。神様は言いました。オルファン様に全てを捧げろと。」」」」

「快楽に溺れる事は恥ずかしい事ではありません。」

「快楽を求める事は恥ずかしい事ではありません。」

「オルファン様を求める事は恥ずかしい事ではありません。」

「むしろオルファン様が与える快楽を知らない事が恥ずかしい事なのです。」

「「「「さぁ、オルファン様に全てを捧げましょう。」」」」


・・・・。

とんでも理論を覚えてしまったようです。

どうしよう。


勢いに任せて、司祭4人とともに神殿騎士18人も抱いた。その結果、

『オルファン様に全てを捧げましょう。』

『オルファン様の子供を産む事が神の意思なのです。』

増殖しました。



そんな爛れた毎日だが都市の外から来た商人のもたらした情報で都市の空気が一変した。

ミカサ王国北部で独立を宣言したスカーレット伯爵婦人。彼女の独立宣言は勝算のないものではなかった。近隣の強国ザックブルグ山岳帝国と密約を結んでいた。ザックブルグは山だらけの国であり、食料を他国に頼っているという弱味があった。

だが、強味もある。豊富な地下資源。そして強い国民。他国に誇るワイバーン騎兵。

スカーレット伯爵婦人の娘をザックブルグ山岳帝国の第1皇子の側室に。ザックブルグ山岳帝国の第6皇子をスカーレット伯爵婦人の入り婿とする。

婦人35歳。皇子10歳である。

これを持ってスカーレット伯爵婦人は女王となり、国名をホワイトリリー王国とした。

婿入りのために軍とワイバーン騎兵が派遣され、ザックブルグ山岳帝国には大量の食料が贈られた。

軍の目的は1つ。豊かな国土。ミカサ王国である。


そしてついに国王軍が出現した。

その中には王国の麒麟児ガストン伯爵もいる。

国王軍現わるの情報が伝わる頃にはすでに王都に侵入し、市街戦を展開していた。

激しい戦いが数日続く。

そこに王弟プリンバイン大公の軍勢が現れた。

そして国王軍に背後から襲いかかった。

王都は炎と混乱に包まれていた。

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