陛下と閣下ー公爵サイドー
一方そのころ、俺は王である親友クリプトと2人で飲むことにした。2人でおでん片手に熱燗を飲みながら、からし味噌で大根を食べていた。
「それで、リリアナの抱き心地がどうと言っていた?」と俺が聞くとクリプトは「おい、ブロマイン。さすがにそれは聞くことじゃないだろ。まぁ、かなり締まりは良いそうじゃ。何をする気だ?」と返してきた。
「なに、ちょいと悪戯をしようと思うてな。トカゲは元気か?俺があげたキンタロウは」
「おう、息子がゴールデンと名付けておるわい」
何気に2人で飲むのも久しぶりだ。お互い家庭ができてからというものなかなか2人で飲むことも減った。
ここで俺は「そうか。それより、最近サフランとは致しておるのか?2人目が必要となるだろ?お前抱き心地いいからってアイツにしてたもんな。まぁ、ウチのジジイの娘で俺の妹だからな、サフラン」と世継ぎの提案をする。
「ちょっ、おま、それはあかんだろ。それいうたら、ブロマイン、お前の嫁さん魔界の姫だろ。そっちこそ抱き心地どうなんだよ」
「それはもう、最高よ。5人目ができるかもしれんな。そいつが男だったら国任せてみるか?」と俺は冗談を言う。
「お前、絶倫かよ。それより、まじで国どうすんべ?」
「いや、クリプト。急にどうすんべwじゃないんだよ。知らんとは言えんけんなぁ。とりあえず、王太子殿下に王位を譲るのだけは勘弁しようや」と俺は昔のノリで返す。
「ほれよ。ほな、どうすんべってことになるんじゃよなぁ。2人目作るにしても育成までに20年はかかるぞ」
「うちから養子に出して繋いでもらうことも考えねばならんか?」と俺が提案すると、クリプトは「ほれが今んとこ丸いよなぁ。丸く収めるならそれよなぁ。アイツは本当にレンコンじゃからなぁ。からしでも詰めてうまく回ればよかったんじゃがのう」と頭を抱えていた。
「そのからしがウチのアルフィーネじゃったんだろ」と悪ノリすると、クリプトが「ほれなんよなぁ。アルフィーネがウチのアイツの手綱を取ってくれておったのにのう。とりあえず、2人目ができるように考えてみるしかないか」とやはり頭を抱えている。
「そうだろうな。とりあえず、アイツの計画止めるか?」とクリプトが言うので俺は「いや、あえて止めずに国の防衛策を考える演習にしようぜ。最悪、アルフィーネがいるからな」と悪ノリする。
「いや、、あんたの娘強すぎな。ウチの騎士団でアルフィーネに勝てるやつおらんだろうよ」とクリプトに言われ「それな」と返す。
とりあえずは、東の防衛線を強化せねばならんかもしれんな。まぁ、アルフィーネの魔法で軍勢を飛ばせてしまうだろうからな。回復もできるしな。アイツ本当に誰に習ってあんなに強くなったのだろうか。
アルフィーネはよく言っていた。
「みんなが笑って過ごせるように強くならんといかんね」と。
あの笑顔を奪ってはならない。




