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王子、徘徊

アルフィーネにケツを叩かれ、王城に戻ってきたものの、なかなか親父と話す覚悟ができず、王城内をうろうろしていたら、リリアナがいた。


「リリアナ、聞いてくれ。アルフィーネと婚約破棄してきた」と報告すると「殿下、さすがですわ」と目をキラキラさせてとても嬉しそうだった。その割にはそそくさと帰って行ったので疑問は拭えないが、家遠いもんな。その点においてはアルフィーネのほうが良かった。


しかも、リリアナよりアルフィーネのほうが胸がでかい。体つきのエロさならアルフィーネのほうが100倍エロい。だが、アルフィーネを抱くと、高確率で親父にバレるし、公爵が怖い。しかも、ストロンチウムフィールド公爵は不備があればすぐにでも王子を捨てられるほどの権力を誇っている。王子が捨てられてしまえば、王家の権力の根幹が揺らいでしまう。だから、捨てられるくらいならと、リリアナに手を出すことにした。


婚約関係なんて知ったもんか。公爵を暗殺できればアルフィーネを抱いたかもしれないが、ことごとく返り討ちにされ、しかも全員が公爵家に寝返っている。どうしたもんか。本当はアルフィーネも抱きたい。あんなに柔らかそうな胸はない。


リリアナを抱いたときに胸をもんだが、期待していたほどではなかった。確かに柔らかかったが、それほどだ。まぁ、名器ではあるだろう。

欲を吐き出すには十分であるし、まぁ良い奴だ。


しかも、感度もよい。。男爵だったら、こちらから権力を見せつければ丸め込むことすらできてしまうだろう。しかも「王子殿下、さすがですわぁ」と何度も言ってくれた。トカゲを出した時も嫌がることなく楽しんでくれた。


アルフィーネだったらこうはいかない。アルフィーネはもう慣れすぎている。トカゲを持って行っても、「おう、金色のキンタロウ元気なん?」とすぐキンタロウと言う名前にされてしまう。


ちなみに、俺が飼っているトカゲの名前はゴールデンである。断じてキンタロウではない。アイツなんでキンタロウと呼ぶのだろう。そもそも、別に金色ではない。金なのは虫かごだけだ。アイツとしてたらきっと、「キンタロウ、入れてからにしぃよ」とか言われたのだろう。


キンタロウじゃないし、トカゲをみて驚いてくれるのがいいんじゃないか。昔、アルフィーネの服に入れた時に、口うるさいアルフィーネが泣いたのを見て、スカッとしたのを覚えている。あれから、トカゲを持ち歩くことが癖になってしまった。


そもそも、婚約破棄って親父に報告すべきことか?






いや、逆か。報告してリリアナとの婚約を認めてもらおう。そうすれば、権力に諂いたい奴らが俺に跪いて都合よく公爵を倒せるかもしれない。都合のいいことに男爵領は公爵家の隣にある。王家と男爵領から挟み撃ちすれば、いかに公爵とてただではすまんだろう。


親父だって公爵には手を焼いてるはずだ。「書類書類とうるさく、決議が遅いと怒られる」と父上も文句を言っていた。さぁ、報告に行くか。


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