男爵令嬢の思惑
殿下からの寵愛を受け始めたのは、魔法学院の中等部の終わりだった。男爵家の令嬢として魔法学院を受験し、入学式で殿下に会った。
殿下は「いつもアルフィーネのやつにケツ叩かれるんだ。口うるさいし、ロクなことが無い」と文句を言っていた。
だから私は「そうなんですね。では、私がお話聞きますよ」と話を聞き始めた。それが全てのきっかけだった。
まさか第一王子殿下からお声がかかるとは思わなかった。だから、王子殿下に求められることは全部した。キスも、いわゆるソウイウものも。
だって、王太子妃、ゆくゆくは王妃にもなれるかもしれないから。絶大な権力を得られたら、ウチの貧乏暮らしなんて関係なくなるわ。
でも、正直王子殿下とトカゲがよく一緒にいるのがわけがわからなかった。なぜ、トカゲ。王妃になっても、トカゲがついてくるのだろうか。
そういえば、昔話のように殿下が言っていた。令嬢にトカゲ入れて遊んでしまったことを。私は知らない。だって、ウチの家格が上がったのは学院初等部のころだもん。
トカゲぇ。最近では王子殿下の顔より、トカゲを見ている気がする。だってオーラがあるもの。オーラのあるトカゲだもの。なんで、こんなトカゲが王子殿下に?やはり王子殿下は素晴らしい人なんだわ。
なんて、過去を思い出してたら王子殿下が「リリアナ、聞いてくれ。アルフィーネと婚約破棄してきた」と嬉しそうに報告してきた。
たまたま、王城に呼ばれており、王妃様に話を聞いてもらった後だったから、王城に帰って来た王子殿下と会えたのだ。なんて僥倖。
「殿下、さすがですわ」と目をキラキラさせておく。さて、帰ろう。男爵の屋敷は少し離れているのだ。もともとが貴族じゃないもんで。
トカゲのオーラ凄いわね。あのトカゲの名前何だったかしら。アルフレッド?ソルティー?トーマス?どれだったかしら。
あの時もそうだった。一線超えるとき、先に殿下が脱がれ、私も脱いでいた。殿下の肉体は引き締まってるし、その、そこも、それなりに立派だと思う。玉は微妙か?多分平均ぐらいだろうなぁ。
それよりも衝撃だったのが、普通にトカゲを連れてきたことだ。なんで、こんな時にもトカゲがいるの?
王子殿下に聞くとこう返ってきた。「俺に懐いてるからなぁ。どうだ。このトカゲ、リリアナのドレスに隠して見ないか?」と。
私も良くわからないけど、合わせなきゃとトカゲを隠して、楽しんだ。その後、そのトカゲ専用の純金の虫かごに入れて、2人で熱烈な愛を誓い合った。
期待してたよりはちっちゃかったけど、まぁ、許容範囲だろう。本当は「殿下、大きすぎますわー」と言いたかったけど。
フローリアにこの事を話すと、「王子殿下って公爵令嬢と婚約されてるのよ?で、全裸でトカゲ?をリリアナさんのドレスに隠すの?なにそれ?なにがしたいの?えっ?」と返ってきた。
全くそのとおりである。なんで、トカゲを全裸で私のドレスに隠すのだろう。何のプレイ?
それより、公爵令嬢と婚約してるのになぜ私にご寵愛を?アイツもしかして、バカ?




