002
「貴方は?」
目の前の美女……まあ特徴を挙げるとしたらその薄紫色の髪だろう。とても染めている様には見えない。
顔もとても整っている。何て言うか……綺麗な大人びた感じがする。
体の方も長い足に、長い手。大きな(ここ重要)胸を持っているが肌全体を覆い隠す様に、紫色の……うーん……うん、ちょっと待って。
「あの、何ですかその服?」
「へ? ジャージだけど」
ですよね。どうなっているんだ、この世界は……
「ああいや、怪しい者では無いん…ですよ。」
「いや、怪しいけど」
失礼を承知で言わせて(思わせて)貰うが、あんたに言われたくねぇ。何でこんな綺麗な人がジャージ姿? まあ、今は後回しにさせて貰おう。
「あの、とりあえず町に行きたいんですけど……」
「うーん、怪しい人を町に入れるわけには行かないなぁ……」
だから、あんたに……
「でも、いいよ。 案内してあげる」
先程の発言(口に出してはいないが)を撤回させてください。
そう思ってしまう程、親切な人だった。
「僕はツキシダと言います。よろしく」
「あ、私はシェーナと言います。こちらこそよろしく」
そう言って手を伸ばしてきた。
…………………
これは!? まさか噂に聞く握手と言うものか!?
でも、肌に触れても良いのだろうか……
等と考えていると彼女が不思議そうな顔をする。
……仕方ない
ツキシダは彼女、シェーナさんの手をしっかりと握った。
続く……の前にまたも追記
彼女の事をジロジロ見ても不振がられなかったのは、
彼女もまたツキシダの顔をジロジロと見ていたからである。
因みに身長は彼女に負けていた僕であった……
続く




