003
「な、なん……で…?」
殴られた変態は、心底納得いかない(漢字に自信がないので、あえて『ひらがな』を使う賢い僕)といった感じでそのまま地面に倒れた。
ひらがなで書いている時点で賢くないと思うのだが、とにかく賢いツキシダは、呆然と倒れるネコの着ぐるみを着た男を見守っていた。
すると、
「お、お姫様ー!?」
と、ナメクジ星人がツキミの元まで駆け寄りら
ぶちゅぅ
……とネコ女ならぬネコ男を踏みつけて、
「お姫様! いくらなんでも酷すぎます! 将来を共にする王子を殴るなど!?」
「誰が将来を共にするって言うのよ!? だいたい私、彼氏いるし!?」
あまりにも自然に会話しているのでお忘れになっているかもしれないが、彼らは変態である。
いや……もしかしたら自覚が無いのか……?
因みにツキミの彼氏は岩田さん。
とても優しく、男女平等に扱い、運動も勉強も出来るどの作品にもいる、パーフェクト超人である。
「人の彼氏を変な呼び方しないで!?」
そういってツキミは空から垂れる紐を引いた。
すると、
ゴンッ
ツキシダの頭にたらいが落ちてきた。
……いや、科学の街とは思えない……というか、科学的にあり得ない現象なのだが……
頭を押さえるツキシダを無視してツキミはナメクジ星人と会話をしている……どんな話してるんだろ……
未だに痛む頭を手で押さえながら男たちの方へと歩いていく。
すると、(今回この表現、多いな……)
ボチッ
何かを踏んだ?
足の裏を見てみると、あのネコ男の着ぐるみの一部、手の部位だった。
そして、その手の中にはスイッチらしき物が……
最後に一言
スイッチの鳴る音って『ボチッ』ではなく『ポチッ』だと思うのだが……
つづく
次回予告♡
次回、遂に異世界へ出発!
私のハートも、ドッドキー♡
……って何やらせんのよ!?
ツキミは怒鳴った。




