表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リアルラック超マイナスな俺、VRゲームの中でぐらい幸運になりたい。〜幸運極振り弓使いの冒険〜  作者: めんだこ職人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/9

レベルアップ-07

持ちうるリソース全てを使い、俺達はなんとかレアエネミーであるトレントを撃破した。

俺の矢はもう無いし、隆也もMPが5しか残っていない。

だが、勝った。強敵を倒したのだからそれ相応の見返りがあるというものだ。


「レベルアップ来たァ!」


「お、4レベまで一気に上がってるじゃん」


そう、トレントは大量の経験値を落としていった。

一気に3レベも上がるなんて、すごすぎるぜ。


「取り敢えず全部幸運に振ってっと...」


さっきの戦闘の感じ、初期ステでも最低限動けそうだったしね。

まぁ動いたらめちゃくちゃ疲れるけど...


「俺は貯めとくわ(STRに10だけ振っとこ)」


「えー、我慢できんの?」


俺だったら我慢できずに中途半端に使う気がするなぁ...

てか、どうせ幸運一択なんだから貯めとく意味がないな。


「それよりさ、アイテムドロップはどうよ?」


「アイテム?落ちてないけど...」


周りを見渡してみるが、特に何かが落ちているというわけではない。

レアエネミーなのにドロップ無いのケチだな。


「いや、インベントリ見てみ?」


そう言いながら隆也はインベントリから謎の木材を取り出す。


「えぇー!なにそれ?」


「これはな、トレントウッドって言う素材だ」


「素材なのか、なるほどね」


俺も確認してみよー。

どれどれ、トレントが落としたアイテムは...


「なにこれ?」


俺がインベントリから取り出したのはトレントが攻撃に使ってた蔦だった。

名前はトレントアイヴィー。要はトレントの蔦ってことだ。


「蔦じゃね?」


「これ素材として使えんのか?」


木材ならさ、まだ分かるよ?トレント硬かったし、武器とか作れそうだなって思うよ。

でもさ、蔦ってなんだよ!これで何ができるってんだよ!


「ハズレ枠じゃね?知らんけど」


「うーわ、レアエネミーの時点で運使い切ってたのかな...」


「元から無いから安心しろ」


頑張ったのに...


「それにさ、きっと街着いたら売れるって」


「ただの蔦だぞ?売れたとしても二束三文だろ」


「レアエネミーの素材なんだからプレイヤーに高く売れるって」


「そうか?」


俺だったら絶対買わない。

レアエネミーの素材だろうがなんだろうが、こんなゴミはいらない。


「ほら、元気出せよ」


「はぁ...」


まぁ、レベルは上がったし。それで満足するかぁ...

それに、どうせ素材があっても最初は何もできないだろうしな。


「ほら、乗せろ」


「はいはい」


戦いは終わったので、再び隆也に乗って移動する。

さっきの戦闘でかなり疲れてるので自分で歩かなくてもいいってのは大分有り難い。


「もう角兎無視でいいだろ、矢とか無いし」


「そうだなぁ、俺もMPもう無いし...無視でも良いかもな」


草原を歩けば偶に角兎を見かけるが、攻撃手段がないので倒すのは辞めておく。


「なぁ、なんか後ろ見たら林なくなってんだけど」


「んぁ?だから林はトレントだって言ったろ?」


「いやどゆことー?」


この後は何かごちゃごちゃと言っていたが、要約するとこうだ。

あの林はトレントが生み出したもので、本体であるトレントがいなくなると直ぐに枯れるってことらしい。


「不思議やな」


「ゲームなんだからそんなもんだろ」


そう言われるとなんか納得せざるを得ないよな。

ストーリーゲームならまだしもこれMMOだからな、そんな細かいとこ気にしてても仕方ない。


「なぁ、暇だな」


「あぁ...そうだな」


角兎を攻撃しない場合、ただただ草原を走るだけで、非常に退屈だ。

何もすることがない。おかしいよな、今ゲームをやっているはずなのに暇って。


「最初の街ってさ、何ができるん?」


あまりにも暇なので隆也に色々聞いてみる。

コイツかなり詳しく調べてるからな、多分これぐらいなら分かるやろ。


「チュートリアルが受けられる」


「それだけ?」


「それだけ」


「チュートリアルの内容は?」


「レベルとか、スキルとか、ランクとか信仰とかの話」


「隆也は内容知ってるん?」


「勿論覚えてきてるぞ」


勿論って何?普通は覚えてこねぇだろ。

でも助かる。俺チュートリアル嫌いなんだよ...移動時間暇だし先に聞いちゃお。


「じゃあ色々教えて」


「えぇ、チュートリアル見ればいいじゃん」


「暇なら良いだろ、まだ街着きそうにないしさ」


「それもそうか...」


まだ最初の街に着くまでは5分くらいかかるとの事だったので、その間に軽く聞いておいてチュートリアルはスキップすることにした。


______________________________________________


移動時間で色々聞いたが、結構話はシンプルだった。


まずレベル。

これは普通で、敵を倒せば上がるらしい。


そして重要要素であるスキルについて。

其の一、スキルはレベルの分までしか習得できない。

例えば4レベのプレイヤーなら4つまでしかスキルを取得できない。

そして、スキルのレベルが2の場合はスキル2つ分としてカウントされるとのことだ。

スキルの数とレベル、どっちを取るかで量か質かが変わりそうだな。


そして、ランクというのがあって、それはプレイヤーの強さで変動するらしい。

今現在のトップはランクVらしい。

そして、ランクを上げないと通れないエリアなんかもあるらしい...


まぁ、正直ここまでは普通のMMOだ。

俺は大体分かってたので適当に聞いてた。

だが、信仰というシステムは俺にとって正しく神だった。


まず、今の俺は神の祝福により20%のステータス増加がついている。

だが!なんとこの%は増やせるらしい!

街にある神殿に行って、神にアイテムを捧げたり、レベルやスキルを捧げたりすることで祝福がグレードアップして%が上がっていくのだ!


「極振りにとっての必須要素だな」


「極振りじゃなくてもやったほうが良いでしょ」


「てか、前半ほぼ聞いてなかったよな?」


「......いんやぁ?しっかり聞いてたけどな...」


なぜ気づかれてるんだ?俺一応頷いたりして話聞いてますアピはしてたのに。


「じゃあスキルを取るにはどうする?」


「.........スクロールか、魔導書だろ?」


「なんだ、聞いてたのか」


あっぶね、ギリギリセーフ。

スキルシステムは流石に覚えてたぜ。

このゲームは行動とかでスキルが増えるわけじゃない。

お金でスクロールとか買って、それで習得するタイプだ。

中には特定の行動をしないと買えないスクロールなんかもあるらしい。


「てか、街まだ?」


「もうそろ見えるはず」


もう最初の村出てから10分は歩いている。

VRゲームなのにマップ広すぎんだよな。


「あれ、なんか遠くに見えるかも?」


遠くになんか灰色の壁みたいなのが建っている気がする。

あれが街かな?


「もう見えた?じゃあ全力で走るわ!」


「ちょっ!?俺乗ってるから揺らすなよー!?」


俺が街っぽいのが見えたと言うと、隆也は走る速度を早め始めた。

どうやら隆也もこの何も無い草原に飽き飽きしてたらしい。


「ようやく最初の街か...」


ここまで来るのに1時間くらいかかった...

最前線に追いつくのは、まだまだ無理そうだな。


______________________________________________

現時点でのステータス



『ryuuya』 Lv4 職業『魔法使い』

祝福『魔力と知恵の神』

SP20


HP  30/30

MP  100/100(120)+20%

STR  10

INT  60(72)+20%

VIT  10

AGI  20

DEX  0

LUK  0


スキル


『雷魔法I』

使用可能魔法

感電<エレクトロ>消費MP5 単体攻撃魔法



『ラッキーガール』 Lv4 職業『弓使い』

祝福『幸運と俊敏の神』

SP0


HP  10/10

MP  10/10

STR  0

INT  0

VIT  0

AGI  0

DEX  0

LUK  230(276)+20%


スキル

無し



折角出会えたレアモンスターでも、良いもの落とすとは限らないよね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ