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1-8. 二日目
1-8. 二日目
泥のように眠ると、あっという間に二日目の朝が来た。俊太郎は初日の働きを認められ、槍を持たされた。
「昨日の戦い方で良いぜ。」
ロビーは軽くウィンクした。サミュエルらは療養である。
今朝の魔物もゴブリンだった。幸い昨日ほど、多くはなかった。が、まずいことに、商会の馬車が通りかかってしまった。
三台の馬車はあっという間にゴブリンに足留めされてしまった。
真ん中の馬車が横転した。そこにゴブリンが群がった。
「キャアー」
悲鳴を聞いた瞬間、俊太郎はロビーの脇から消えていた。
扉を開けたゴブリンを二匹連続で斬り払った。
「大丈夫ですか?」
中には同い年くらいの少女が震えていた。俊太郎は、再び扉を閉めると、馬車を背にして雄叫びを上げた。
「来いや‼︎ゴブリン‼︎」
仁王立ちして、槍を振り回した。
薙いでは斬り、払っては突く。
骸が百も超えたかという頃、とうとう俊太郎の槍は折れてしまった。剣を抜くと、ゴブリンを次々と斬り飛ばした。
ーーアイツ、強かったのかよ。
ロビーは目を丸くしたものの、馬車に駆け寄る余裕はない。
「あっ!」
鈍い音がすると、俊太郎の剣は、ゴブリンの頭蓋骨に当たり、折れてしまった。
ーー死ぬ。




