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1-7. 対峙
1-7. 対峙
「野郎‼︎」
俊太郎が前に出てゴブリンを斬った。
「ウラァーーー」
俊太郎は雷のような雄叫びを上げた。ゴブリンがビクんと下がった。俊太郎はサミュエルを背負うと、一目散に陣地へ駆けた。
「面目ねえ。」
背でサミュエルが言うが足首からはまだ血が落ちて来る。
「ティエリ、止血は任せた。」
言うが早いか、俊太郎は今度はサミュエルの槍をもらい、前線に出た。ロビーの脇について、静かにゴブリンの心臓を貫き続けた。
ーーほほぉ?
指示をせずとも、ロビーが右に払えば、左に俊太郎が突き、ロビーが左を刺せば、右に俊太郎が薙いだ。魔物は攻めあぐねてギギギ、と唸るばかりだった。
ーー魔物だけでなく、味方もよく見ている。
そして、もうみんなの腕が鉛になろうかという頃、ようやく、魔物の湧出が終わった。
大の字になりながら、ロナウドがロビーに呟いた。
「5年間、狩っても狩ってもまた湧いてくる。しかも魔物の将軍が攻めて来ることもない。今日はいつものような朝でなく午後湧いた。なぜだ?」




