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5-17.すり合わせ
5-17.すり合わせ
ミレナは言った。
「私も最近思うんだ。ツノなしを憎まずに話し合っていたら、父上も亡くならずに済んだかもって。私達、お互いに何か、根本的に間違った思い込みをしてないかな。
――仇の俺に…。
俊太郎は、ミレナに丁寧に接してきて良かったと目を潤ませた。
「ソニアもテレサおばさんも、私は好きだよ。」
「そうだな。」
「美味しいクッキー出してくれるし。」
「ははは。確かに。」
俊太郎は苦笑した。そうしてミレナを護衛して、ロナウド邸に向かった。テレサは色々と心得ている。俊太郎にもお肉を用意してくれた。
「良いんですか?ありがとうございます。」
弾む声で肉にかぶりついた。
ミレナには、先日の王女の調査や宴会、ポーションを頂いて負傷者が回復したこと。精霊透視の眼鏡でやっと精霊が見えた件を話した。
「ふーん、お姫様ね?」
ミレナは少し拗ねたように頬を膨らませた。
「っていうかさ、あんた達、その日まで精霊見えてなかったわけ?」
「えっ?」
ロナウドと俊太郎が同時に声を出した。




