↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍と刀  作者: 新堂 玄
57/106

5-7.呼び出し

5-7.呼び出し


 翌朝、俊太郎の宿舎に、サミュエルが訪ねて来た。


「おはよう。シュン、起きてるか?」


 昨晩、あれだけ騒いだのに、サミュエルは、つやのいい顔で白い歯を見せた。治った足を自慢げに見せてぴょんぴょん跳ねた。


「はい?サミュエルさん、おはようございます。」

俊太郎が顔を出すと、

「あの女騎士殿が少し早めに来てほしいんだとよ。全く、病み上がりなのに人使い荒いって。カッカッカ。」

サミュエルは笑い飛ばした。

「サミュエルさん、お怪我の方、もう良いんですか?」

「祈り入りのハイポーションな、あれすごいわ。ほら、見てくれ。歯形ももうない。今日は、俺も出撃する。朝メシ食ったか?着替えたら行くぞ。」


俊太郎は急いでパンを流し込んだ。サミュエルに促されるまま、早めに着くと、そこにはアビーがいた。彼女も昨日の宴会に来ていたはずが、今朝の目線は痛いほど鋭い。


――目を付けられちゃったかもしれないなぁ・・・。

俊太郎は頭をかこうとしたが引っ込めて、騎士の礼をした。


「アビーさん、おはようございます。」

サミュエルはさらりとあいさつした。


「おはようございます。副長、お怪我が治られて、安堵しています。」

鉄面皮だった笑顔が、サミュエルには口角を上げた。

「御足労だが、里見殿、少し、剣技を見せてくれないか。」

 俊太郎もうなずいた。

「試し斬りでしょうか?それとも模擬戦ですか?」


 アビーは静かに顎に手を当てた。

「そうだな。この竹箒斬ってみてくれるか?――私はお前の持つ、その『村霧』に興味がある。」


その時だった。


「待って!」


 一同、声の主を振り返った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。