3-4.対策会議
3-4.対策会議
…と、言う訳なんですが。
村長の家でロナウドが、報告していた。隊長代行ロビー、サミュエルと主立った面々が揃っている。
「あっち側が魔族伯爵領であろうことか、伯爵自身を討ってしまったというのか?」
「そうなんです。ゴブリン達とは訳が違うんです。」
「その…。報復に伯爵領から攻め上がってくることはあるのか?」
「それが…情報がなく。ご令嬢が執拗に単独でシュンを狙ってきますが。今の所、騎士や兵が動いている感じではありません。むしろ、何か理由があって動けないから、しびれを切らしてご令嬢が単騎で来ている可能性もあります。」
「攻めてきたら…?」
「ゴブリンやコボルトならともかく、魔獣や高位魔族が全力で来たら、女子供はおろか、自分の身すら守れないのではないかと。」
「俊太郎の首を差し出したら、和睦できるのだろうか?」
村長の言葉に、駆除隊の面々はお互いの顔を見合った。
「それはいけません。シュンは事故だったのですし。」
「事故でも…。あちらは当主を討たれている。俊太郎と、この儂の首と揃えれば鎮まるかのう?」
「いや、それも…。何とか話し合いに持ち込めないかと…。」
ロナウドは慌てた。ロビーも口を挟んだ。
「これは国境と外交でしょう。村長が決められる問題じゃないですぜ。最低でも騎士団、外務尚書とか、王家の人間が扱ってくれないと。首云々も、仲間内でそんなことを言い合うのは止めましょうや。シュンは大事な戦力です。」
「そうですよ。我々の間にひびを入れてはなりません。」
サミュエルも力説した。
――この問題を公正に捌けるのは一体誰なのか?
四人には良い知恵が浮かばなかった。




