↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍と刀  作者: 新堂 玄
26/88

3-3.仲間

3-3.仲間


・・・と、言うことがあったんです。

夕刻、ふくろう亭には、ルイスとティエリがいた。報告している相手はサミュエルだった。二人は昼間に聞いた一部始終を、サミュエルに報告していた。

「ありがとよ。わかった。上には俺から話しておく。おごってやる。好きなものを頼め。」

「ごちそうさまっす。」

二人は目を輝かせた。


翌日、駆除が終わると、隊長室にはロナウド、ロビー、サミュエルが集まっていた。俊太郎が呼ばれてきた。


「だいたい聞いたぜ。」

ロナウドが水を向けた。


「あの・・・。俺の我が儘かもしれませんが。」

「言って見ろ。」

「あの子は殺したくないんです。」

「それは分かるが、あっちは殺す気満々だぞ。」

「はい。それでもです。こんなことにしてしまった自分が言うのも何ですが・・・。魔族とはもう少し話し合うべきじゃないかと思うんです。話して誤解が解ければ、殺し合いにはならなかったと思うんです。もちろん、随分考え方は違うようですが・・・。」

「それでお前はどうしたいんだ。」

「ミレナの敵討ちは、出来るだけ自分で対応したいんです。我が儘ですけどお許し頂けないでしょうか。」

「お前の希望は分かった・・・。」

「ありがとうございます!」

俊太郎は顔を上げた。

「が、認めるわけにはいかん。」

ロナウドは、太い声で言った。


「え・・・。ではどうして・・・。」

「お前はもう既に、副長代行だ。俺が復帰するまでは事実上の副長だからだ。俺たちもお前を失うことは出来ない。」


――分かってはいた。


「でも・・・。ミレナが殺されるのは耐えられません・・・。」

「それは、そうなんだよなぁ・・・。」

ロナウドは困ったようにロビーとサミュエルを見た。ロビーとサミュエルはお互いを見た。


「じゃあ・・・。こうしませんか?」

サミュエルが提案した。


「ミレナ嬢は殺さない。ただし、無力化はする。武器を取り上げたり、気絶させたり。そうして、無力化した時点で魔界側にお帰り頂く、って言う形でどうですか?」


「ただし、お前を含めて他のメンバーも負傷させるようなことがあれば、警戒レベルを上げさせてもらう。拒否は許さん。良いな?」


「・・・はい。承知・・・いたしました。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。