第85回 武闘会の余波、浮殿今日子の幻影剣
第85回 武闘会の余波、浮殿今日子の幻影剣
ユイは九龍武闘会の闘技場で、九聖龍の力が完全に集結した瞬間を感じていた。環が輝きを増し、九聖龍の幻影がユイの周りを囲むように浮かび、均衡の新たな波動が空間を満たす。仲間たちの笑い声と拍手が響き、悪人3組さえも悔しげに立ち去る中、ユイの心に達成感が満ちる。
「みんな、ありがとう! この武闘会で、九聖龍を集められたわ。」ユイが環を掲げ、静かに言う。
ネルが微笑む。 「ユイ、すごいわ。龍の力が環に宿ったわね。」
スイミーが興奮して跳ねる。 「主殿、僕も試合したかった! 次は雷の龍で出場だ!」
虚空 零が地図を畳み、 「武闘会の余波で、領域が安定した。だが、新たな門が開く気配だ。」
深淵 智が巻物を閉じ、 「環の完成は始まり。次の試練が待つぞ。」
突然、闘技場の空気が揺れ、新たな参加者が現れる。銀髪を翻し、幻影剣を構えた浮殿 今日子。彼女は影丸の娘として、父の幻影剣を継ぐ剣士だ。今日子が剣を抜き、 「遅れたわね、ユイ。武闘会の余波を感じて駆けつけた。私の幻影剣で、龍の力を試させて。」
影丸が頷き、 「娘よ、よく来た。幻影の龍を割り当てろ。」
今日子が幻影剣を振るい、追加試合を宣言。 「九聖龍の完成を祝して、最後の試合よ!」
対戦相手として、バルザの幻影が再び現れる。今日子の幻影剣が複数生まれてバルザを混乱させ、幻影が幻影を斬るユーモラスな展開に。 「これが……幻か!」バルザの幻影が自分の剣で転ぶ。
今日子の勝利。幻影剣が龍の力を吸収し、環がさらに強化。
「ユイ、これで九聖龍の力が完璧に。」今日子が剣を収め、微笑む。
新たな門が開き、旅は深まる。
つづく




