第84回 九龍武闘会、龍の力を競う
第84回 九龍武闘会、龍の力を競う
ユイは永遠の呼び声の殿堂で、九聖環の力が静かに満ちるのを感じていた。殿堂は安定し、永遠の渦が優しく輝き、新たな光が一行を包む。仲間たちの絆が深まった安堵感がユイの胸を満たし、皆の表情に未来への希望が浮かぶ。
「ユイ、この呼び声が、九聖龍を集める合図よ。」ネルがユイの手を握り、静かに言う。
虚空 零が地図を畳み、 「殿堂の中心で、九龍武闘会が始まる。龍の力を競い、環を完成させろ。」
深淵 智が巻物を広げ、 「武闘会は龍の試練。登場した者たちが競い、九聖龍を集結させるぞ。」
突然、殿堂が変化し、巨大な闘技場が現れる。九聖龍の幻影が周囲を囲み、今まで登場した人物たちが集結。正義の5人組、3姉妹、神威朧丸、影丸、富世武雄、そして悪人3組――蛇ノ目文牙、文獄、バルザ=クライムスまで。
ユイが環を掲げ、 「みんな、九龍武闘会を始めましょう! 龍の力を競って、環を完成させるの!」
大会が開幕。トーナメント形式で、龍の属性を割り当て、ユーモラスな試合が繰り広げられる。
第一試合:白鳥秀樹(水瓶座、水の龍) vs 蛇ノ目文牙(火の龍)
白鳥のアクエリアス・リフレクトが文牙の焰契ノ印を反射。文牙の炎が跳ね返り、自分を包み、文牙が慌てて転がる。 「ぐあっ……自分の炎で!」
文牙の反撃で炎が爆発するが、白鳥の反射で文牙に返り、白鳥の勝利。観客が興奮。 「主殿、炎で自滅! 笑える!」
第二試合:如月龍一(蠍座、雷の龍) vs 神威朧丸(霧の龍)
龍一のスコルピオン・スラストが朧丸の霧剣朧斬を貫こうとするが、霧で視界を奪われ、龍一が空振りで転ぶ。 「どこだ……!?」 朧丸の霧が龍一を絡め、朧丸の勝利。龍一が悔しがる。 「霧が卑怯だぜ……。」
第三試合:稲森晴佳(蟹座、土の龍) vs 影丸(幻影の龍)
晴佳のキャンサー・シェルドームが影丸の幻影連撃を防ぐが、幻影が複数生まれて盾を混乱。晴佳の盾が幻影に騙され、自分で躓く。 「わっ……どれが本物!?」 影丸の勝利。晴佳が笑う。 「幻影多すぎ……。」
第四試合:立川建真(射手座、光の龍) vs まゆ(紅の龍)
建真の星閃弓・アルクシオンがまゆの紅命環の炎を射抜こうとするが、炎が弓矢を曲げ、外れる。 「曲がった……!」 まゆの勝利。建真が頭をかく。 「炎が強すぎだよ。」
第五試合:朝比奈功輔(牡牛座、闇の龍) vs みく(碧の龍)
功輔の拳がみくの碧の守護を砕こうとするが、守護が厚く、拳が跳ね返り、功輔が吹き飛ぶ。 「ぐおっ……硬い!」 みくの勝利。功輔が苦笑。 「守護が完璧だな。」
第六試合:富世武雄(筆の龍) vs かな(金の龍)
富世の筆が空間を書き換え、かなの金の斬撃を無効化。かなの剣が筆の線に絡まり、かながバランスを崩す。 「この線……邪魔!」 富世の勝利。かなが悔しがる。 「筆がズルい!」
第七試合:虚空 零(虚空の龍) vs 文獄(影の龍)
零の虚空術が文獄の影の契約を封じ、文獄の影が隙間に落ち、自分で転ぶ。 「兄さん、助け……!」 零の勝利。文獄が叫ぶ。 「ボス、影が消えた!」
第八試合:深淵 智(深淵の龍) vs バルザ=クライムス(獄獣の龍)
智の巻物がバルザの虚無叫喚を吸収、バルザの剣が巻物に絡まり、バルザがよろめく。 「ふむ……この巻物、厄介だ。」 智の勝利。バルザが立ち上がり、 「次は本気だ。」
準決勝と決勝でユイが仲裁し、龍の力が集結。九聖龍が完全に集まり、環が完成。
「みんなの力で……九聖龍を集めた!」
新たな均衡が生まれ、旅は深まる。
つづく




