第46話 九聖環の統合、奇跡の誕生
ユイたちは雷の領域を抜け、すべての九聖龍の試練を終えた。領域の出口が開き、ユイの手のひらに9つの環が輝く。風、火、水、光、闇、土、木、金、雷の命環が、一つに共鳴し始める。
「これで……すべて揃った。」
ユイが息を吐く。環の力が体の中で渦を巻き、宇宙の情動がユイに流れ込む。
ネルが目を細める。
「ユイ、九聖環の統合が始まるわ。準備して。」
3姉妹のまゆが紅の光を環に当てる。
「ユイの力、すごいよ。みんなで支える。」
みくが碧の光で守護を張る。
「奇跡が起きるかも……。」
かなが金の剣を構える。
「バルザの影、まだ近くにいる。」
浮殿 今日子が剣を抜く。
「統合の瞬間、守る。」
スイミーが環を見て興奮する。
「主殿、僕もエネルギーを! ……あ、雷が残ってる!」
突然、環が光を放ち、ユイの体が浮かぶ。9つの環が融合し、巨大な「九聖環」が生まれる。
「これは……!」
ユイの視界が広がり、宇宙の記憶が流れ込む。失われた夢、飲み込まれた星、忘れられた可能性が蘇る。
「奇跡……発生する!」
ネルが叫ぶ。
環の光が領域を覆い、バルザの影を払う。星噬獣が現れ、光に触れ、味方となる。
「ユイ……ありがとう。」
獣の声が響く。飲み込んだ星が空へ還る。
だが、バルザの巨躯が現れる。
「九聖環……面白い。だが、均衡を壊すな。」
終獄剣がユイを狙う。
ユイが環を掲げる。
「九聖環、発動!」
9つの力が融合し、宇宙の光がバルザを包む。バルザの冷酷な心が溶け始め、過去の記憶が蘇る。
「私は……夢を信じていた……。」
バルザが膝をつく。
奇跡の光が宇宙を変える。新たな未生の扉が開き、自由な夢が広がる。
ユイが降り立つ。
「みんな……できたよ。」
仲間たちが笑う。
次の冒険へ。
つづく




