第45話 雷の領域、衝撃の
変革
ユイたちは金の領域を抜け、次の領域へ進んだ。そこは雷の領域——轟雷龍が司る嵐の空間だった。雷雲が渦巻き、稲妻が閃き、変革のエネルギーが満ちている。だが、バルザの影が雷を乱れさせ、嵐が暴走する。
「ここは……轟雷龍の領域。」
ネルが周囲を観察する。
ユイが金命環を握る。
「金の力が、雷と繋がってる……。」
環の力が嵐を安定させるが、影の影響で雷が落ちる。
3姉妹のまゆが紅の光を雷雲に当てる。
「雷が乱れてる……バルザのせい?」
みくが碧の光で守護を張る。
「ユイ、気をつけて。」
かなが金の剣で雷を逸らす。
「変革の力が強いけど、暴走してる。」
浮殿 今日子が剣を構える。
「雷の領域は、変革を試す場所。だが、今は衝撃の危機だ。」
スイミーが雷に興奮する。
「主殿、僕の雷がここで役立つかも! ……あ、落ちてきた!」
突然、雷雲が動き出し、雷の守護者たちが現れる。バルザの配下、乱雷の精霊たち。紫の電撃を纏い、触れるものを麻痺させる。
「変革を……阻む。」
精霊の電撃がユイを狙う。
ユイが剣を振るう。
「みんな、戦おう!」
金木光闇融合斬が精霊を切り裂く。金、緑、白、黒の刃が電撃を払い、精霊の体を粉砕。
だが、精霊は再生し、雷雲から新たに生まれる。
「また……!」
ユイの息が荒くなる。
まゆの紅命環が炎を放つ。
「紅の炎、雷を浄化せよ!」
紅い炎が精霊を焼き、雷雲を清める。
みくの碧命環が守護を張り、麻痺を防ぐ。
「碧の守護、みんなを守って!」
かなの金命環が斬撃を加える。
「金の斬撃、貫け!」
金の光が精霊の核を切り裂く。
今日子の幻影斬が精霊を混乱させる。
「幻影斬、連撃!」
剣影が複数現れ、精霊の動きを封じる。
スイミーが雷を撃つ。
「雷煌落拳!」
雷が雷雲を震わせ、精霊を麻痺させる。
バルザの声が雷雲から響く。
「変革は、偽り……乱れよ。」
精霊の数が増え、仲間たちが電撃に触れ、動きが鈍る。
ネルがユイの腕を掴む。
「ユイ、轟雷龍の力を呼んで!」
ユイが冠冕に触れる。
「轟雷龍さん、私の変革を証明します!」
領域の中心から、轟く響きが聞こえる。轟雷龍の声。
「汝の変革を……見せよ。」
ユイの前に、雷の試練が現れる。幻影の嵐が仲間たちを襲い、変革を問う。
「みんなは……私の衝撃。変革するよ!」
ユイが叫ぶと、雷命環が現れる。
環の力が雷雲を制御し、精霊を封じる。
「雷命環、発動!」
紫の電撃が精霊を撃つ。
精霊たちが消滅。
バルザの声が遠ざかる。
「変革は……偽り。」
ユイの目が燃える。
「偽りじゃない! みんなと一緒に変革する!」
仲間たちが再び集まる。
轟雷龍の声が響く。
「汝の変革、証明された。」
ユイの手のひらに、紫の環が輝く。
ユイが息を吐く。
「みんな……ありがとう。」
ネルが微笑む。
「これで九聖環が完成に近づいたわ。」
まゆが頷く。
「次へ行こう、ユイ。」
領域の出口が開く。
ユイたちは前へ進む。
バルザの予兆が残る。
均衡の崩壊が、頂点に近づいていた。
つづく




