11話 柴田 智紀
柴田智紀は彗星のごとく現れた声優だ。高くやわらかい声に恵まれた容姿。俳優やタレントからの転身者ではなく、デビューするまで一般の大学生だった経歴は世間を驚かせた。
智紀は高校二年生で声優を意識し始めた。きっかけは学園祭の出し物。オリジナル演劇の主役をやってくれと頼まれたが、頓挫してしまう。なんでも、「智紀のイメージに合う脚本が書けなかった」だそうで。既存作を使う方向になり、主役から語り部に変更された。勝手に当て書きしたいと言われ、これまた勝手に主役を降ろされたのだから、思うところはあったが。しかも智紀は声がコンプレックスだった。いつまで経っても高い子供のような声が。けれど、この経験こそが人生を変える。嫌いな声だけを使って表現しているのに、これまでにないほど充実感があったのだ。声優の道を考えるのに、さほど時間はかからなかった。
高校卒業後、地元福岡から東京の大学へ進学した。声優を目指さなくても上京はするつもりだったが、家族に夢を告げたのはその前後。両親も歳の近い姉も応援してくれた。ただし、養成所の費用は自分で工面するという条件を出された。そのくらいの覚悟は見せてほしいと。アルバイトを掛け持ちして二年生までに費用を貯め、三年生の春から大学卒業まで養成所に通った。就職活動も並行し内定を獲得。それを利用することはなく、トントン拍子に事務所所属となった。
それからの約三年、密度の濃い声優人生を送っている。少年役を主戦場としながら、成人の役も決まるようになってきた。シグレというキャラクターもその一つ。
アフレコブースには久々の顔ぶれが揃っていた。収録するのは、現在放送中のアニメ「あやかし大江戸町へようこそ」のテレビ未放映エピソード。パッケージ版の特典アニメでありながら、尺はテレビ版と同じ三十分弱だ。本編を録り終えてから期間が空いているが、始まればすっかりいつも通りの空気だった。
シグレは人間と妖怪を取り持つために働く半妖だ。妖怪としても人間としても中途半端な彼が、特性を強みに変えて活躍する。中立的な立場としても重宝されていた。
今回の議題は違法薬物。魅了の力を持つ妖怪が、媚薬を作って売り捌いている。解決に向けての会議中、仲間の一人がぼやいた。
「『すがりたい気持ちはわからなくもないんだよ。惚れてもらえる魔法があったらって』」
「『それで成就しても虚しいだけじゃないか』」
シグレが正論を述べ、仲間は少々ふてくされる。
「『そりゃシグレには縁のない悩みだろうさ』」
「『いやいや。気づいたんだけど、シグレは顔のわりにモテないから。行動力あるのに肝心な場で思い切りが足りないし』」
また別の仲間がからかうように言った。
「『顔のわりに、は余計。後半はまあ……自覚はあるよ』」
モテない原因を半妖のせいにしない。周囲も同じでシグレのことをよく見ている。
「『ううーん、そうか……? 言われてみりゃそうかも?』」
「『おーい、本題に戻るぞ』」
三人で脇道に反れた会話をしていると、主人公が話を戻した。
シグレと智紀は似ている。「顔のわりにモテない」は自分のことかと思った。人並み以上にちやほやされてきたが、容姿で過度な期待をされるせいだろうか。恋愛となると上手くいかなかった。彼女がいたのは五年前が最後だ。
地元の友達曰く、「智紀は自分を都合良く扱う女性ばかり好きになる」。期待させるだけさせておいて振られた例もあるし、相手からの猛アタックで付き合った場合も同じ。いつしか好意にあぐらをかかれていたり、浮気されたり。ろくなことがなかった。
原作の先の展開で、シグレにも同じような過去があったと判明する。智紀が作中世界にトリップしたなら、シグレのように考え行動するだろう。長所も短所もよく実感できるからこそ、地声と遠い低音域でもすっと馴染む。共感できる役というのはそれだけで演じやすい。作り込まず役と一体になれる。
リテイクもほとんど出さない円滑な現場なのだが、作品の外に気がかりがあった。
街で情報収集中、シグレの耳が一人の男の声をとらえる。
「『やばい。あそこに対策課の一味が』」
媚薬の流通に関与する手下が、離れた場所でこそこそと話していた。しばらく端役同士の密談が続く。男性Aの声優は事務所の同期である。不定期出演の端役として一話から関わっていた。隣に立たれると変に緊張する。
「『…………』」
息と仕草で主人公に異変を伝えるシグレ。
「『いた?』」
「『いる。末端の連中みたいだ』」
小声での緊迫感あるやり取りと、現実の緊張感が噛み合っていい味を出した。
収録を終え、おのおの次の現場へと向かう。智紀はやや脱力して出る準備をしていた。同期の中では智紀だけが売れている。ゆえに密な共演はなく、メインキャストと端役としてすれ違うだけに留まっていた。ところが、先ほどの同期・矢部とは、スポーツアニメ「ゴールリング」でレギュラー共演する。この程度の接触を気にしている場合ではなかった。
智紀は養成所時代から周囲との関係が悪い。同期を軸に期が近ければ近いほど疎まれた。
一部でゴリ押しと噂されて久しいが、事務所からのプッシュは事実としてある。事務所のリソースが特定人物に集中すると、同期及び周辺の期は埋もれてしまう。オーディション枠を根こそぎ持っていく智紀はさぞ目障りだろう。被害にあった声優からはもちろん、少年役をやらない女性声優にまで嫌われている。実害がなかろうと贔屓は気に入らないらしい。期の離れた先輩とは上手くやれているし、芸歴が近くとも他事務所なら親しくなれた。事務所内競争をくぐり抜けてきた者同士、余裕もあり対等に戦えている。
同期との関係は諦めたつもりでいた。生放送での誹謗中傷犯が特定されたときも、案の定としか思わず。形だけの謝罪を淡々と受け入れるのみ。やるなら証拠を残さず、作品とファンに迷惑をかけない方法でやってくれ。聞こえよがしの悪口は聞こえないふりをするから。そうやって強がっていただけで、本当は諦められていなかった。
「仲良くなれる人だってきっといる」と澪は言う。智紀も全員が酷い人間だとは思っていない。わかっているのに、ひとまとめにして避けてきたのは智紀だ。
(矢部から何かされたことはなかったし――)
考え事をしながらもしっかり挨拶をし、ブース外の廊下に出ると、数メートル先に矢部がいた。彼はこちらを気にせずにパスケースを見つめている。中に入れている写真を愛しそうに眺め、恋人に見せるような笑顔を向けた。
(あれは……ひな?)
智紀は思わず二度見した。見間違えるはずもない。プチプリのグッズ。陽南子のブロマイドだった。矢部は鞄にパスケースを仕舞い歩いていく。智紀には気づかぬまま。
追いかけようと足が動き、数歩も持たず止まる。話をしてみたいと考えては怖気づいた。傷つく恐怖が足元をかすめる。
プチプリを知ったのは四年前。養成所の人間関係に疲れ切っていた頃だ。当時のプチプリはメディア露出が増え始めており、動画サイトでも再生数を伸ばしていた。
ネット番組「プチジュエル・プリンセスの宝石箱」がたまたま目に留まる。智紀と同年代の女性が三人、バラエティ企画に挑戦したりロケへ行ったり、個性を認め合って楽しそうにしていた。支え合い、時に競い合いながら成長する彼女たち。みるみるうちに夢中になった。アイドルはイメージ商売。和気藹々としたイメージが売りになることも承知の上で、それでも絆の強さを感じた。陽南子は理想の世界を見せてくれる。養成所で嫌な思いをした日には動画を見た。すり減った心を回復させるために。後ろめたさはあった。
この趣味は大学時代の友人としか共有していなかった。仕事で関わる相手は、智紀と同期との歪な関係を目の当たりにしている。勘のいい人ならプチプリに現実逃避していると察するだろう。澪にはやはり見透かされてしまったが、嫌な気はしなかった。励まされたほどなのに、まだここで立ち止まっている。
(肝心な場で思い切りが足りない……。自分の夢も大切に……)
シグレへの指摘と澪の言葉を繰り返す。覚悟を決めて早足になった。このアフレコスタジオはオフィスビルの地下にある。出入口は一階に一つしかない。
エレベーターで一階に上がると、矢部は探さずとも見つかった。エレベーター横の自販機で飲み物を選んでいる。周りには誰もいない。
「……お疲れ様」
先に声をかけられた。視線は自販機に向けられている。
「お疲れ様」
挨拶ならブースでも交わした。二人きりだとなお気まずい。タメ口でいいのかも正直迷う。矢部は一歳年上だが年齢が理由ではない。同期で昔からの知り合いなのに敬語は当てつけのよう。だからといって、仲良くないのにタメ口は馴れ馴れしい気がする。
ガコンと音が鳴り、ペットボトルを取り出し通り過ぎようとした。――ところを、
「矢部」
勇気を持って呼び止めた。
「何か用?」
「あの、もしかして、プリジュエル・プリンセスのファン?」
藪から棒にもほどがある。「もしかして」もなにも確定事項なのにわざとらしい。突っ込みを入れたらキリがないけれど、何もしないよりは。
「どうしてそれを」
「パスケースの写真が見えて」
「見える距離にいたのか……。テープオーディションをひなに励ましてもらうのに夢中で気づかなかった」
ついさっきの表情と重ねては、そうだったのかと納得する。矢部は面食らった様子であるも、すぐ気づいた智紀に興味を示した。
「これから事務所に戻る?」
智紀は一応尋ねる。テープオーディションの音源は事務所で録るものだ。
「そうだけど」
「じゃあ事務所まで一緒していい?」
「いいよ」
事務所はここから徒歩圏内にある。話が弾めばすぐだろう。
外に出てぎこちなく並んで歩く。
「なに、柴田もプチプリファンなの。誰推し?」
「ひな」
「えー……」
ちょっと、否、あからさまに嫌そうな顔をされた。疑似恋愛するがゆえに被りを気にする人もいる。
「大丈夫。女性としては全然タイプじゃないから」
「は? ひながタイプじゃない男とかいるの」
フォローはキレのある一言で突き返された。
「推し被りは嫌なんじゃ」
「嫌だけど、一人でも多くの人がひなの虜になればいい」
これはこれで本気らしく、本人の中では違和感なしに両立するようだ。
「矛盾してない?」
「そっちこそ、タイプじゃないのに推しとはどういうことだよ」
「ひなを中心とした世界が好きっていうのかな。ひな相手にどうしたいとかはなくて、メンバーといるひなを見ていれば満足する」
同期との仲の良さに憧れているとは、当人を前にして言いづらい。気を遣わせてしまわないよう、できるだけオブラートに包んだ表現をした。
「見ていればって、握手会やお渡し会には行かないのか?」
「行かない。接触系には興味ないな」
大学の友人と行ったことはある。それなりに楽しんだが二度目はなかった。グッズ類も陽南子だけのものより三人揃ったものを買う。
「もし、万が一、彼氏がいても平気でいられる?」
「平気も何も別に気にしない」
「嘘だろ……。さすがに許せないラインじゃないか」
「一般的なアイドル論を持ち出されたら反論しにくいけど。個人的には、むしろ幸せな恋愛をしていてほしい」
「……」
「引いた……?」
「正直言うとだいぶ。一ミリも理解できない」
突き放すようでいて、声音には親しみがある。
「でも柴田を知れたからいい。五年前から顔見知りなのに変な感じ」
「ちゃんと二人で話したこともなかったしね」
養成所での丸二年と声優になってからの約三年。長年できなかった個人的な話をようやくできた。価値観の違いも収穫だと思えばいい。
「近いうちに話しかけたいとは思ってたんだよ。ほら、『ゴールリング』の件で」
矢部は智紀が触れようとしていたことに触れた。
「それは僕も気にしてた。せっかく共演するのに距離あるなって」
智紀と矢部は息の合った先輩コンビを演じる。主人公が「いつかああなりたい」と憧れる対象。
加えて、制作陣はイベント需要のために女性声優を切り捨てた。土壇場でオーディション権の見直しが行われたのは記憶に新しい。いい演技をするのは当然として、いいイベントにする責任がある。成功はキャスト同士の歩み寄りにかかっていた。
「『ゴールリング』は嬉しい反面、怖くもあるんだ。俺は後からオーディション枠をもらった側だから、なおさら頑張らないと。だけど今までモブしかなくて、レギュラー出演の重みを知らない。……主役を何本もやってる柴田にはわからないだろうけど」
不安を打ち明けるうちにマイナス面へ引きずられたのだろうか。智紀が下手にわかるとは言えない。だとしても作品にかける想いは理解した。これをきっかけに名が知られ、正所属への第一歩になるだろう。どれだけ重要で真剣かはわかる。
「……悪い」
「ううん。けど主役経験はないよ」
はっと口を押えての詫びを軽く流した。それより「主役を何本もやってる」は大きな誤りである。二番手以降の役ならよくやっているが。
「え? アニメだけで相当な出演数なのに?」
「アニメに限らず一度も」
「そんなはず……」
矢部はスマホを取り出そうとする。
「演じた役を忘れるわけがない」
それはそうだという風に仕舞うも、釈然としない顔をした。
主役のように華々しいデビューを飾ったからか、はたまた、主人公よりも人気のキャラクターを演じた影響か、智紀に主演の印象を持つ人は少なくない。実際は主役適正のなさに悩んでいるというのに。
「あ。春から放送の『超常現象依頼記録書』は? ダブル主演と言えなくもないような」
二人で依頼を解決する流れ、毎回異なる依頼主にスポットが当たる内容から、どこを中心と見るか解釈がまちまちな作品ではある。とはいえ各エピソードを束ねるのはジュンで、隼人は彼をサポートする準主役。隼人を演じ、ジュン役で受けた経験からも間違いない。
「言えなくはなくても、やっぱり違うよ。トップクレジットされるのも一人」
だがトップクレジットを取っても主役とは限らないのだ。例えば、ゲーム「解呪迷宮のアリス」。主役はボイスなしのアリスであってヘンリーではない。
「マジか……。なかったのか」
「安心した?」
「少しは。でも気が引き締まった。柴田でもまだなんだと思ったら」
「そっか」
真面目で正直な回答に、これからは共演も競う機会も増えるだろうと予感した。
「なあ、たまに連絡してもいい?」
事務所に着き、別れる手前で切り出された。チャットアプリのアカウントは相互に知っているものの、個人間ではろくに動いていない。動かしたいに決まっている。
「もちろん。僕もまた話がしたい」
(踏み出せて良かった)
ほんの短い時間で世界が変わった。もうタメ口も気にならない。上辺ではないやり取りで温まった心のまま、智紀は小会議室の戸を開けた。
「お疲れ様」
中では四十代の女性、マネージャーの吉井が待っていた。テーブル席に座る彼女は、にやにやと緩みきった顔をしている。智紀を見て表情を正そうとしたができていない。そのままで手にしていたスマホをテーブルに置いた。チャットアプリで会話していたようで、これが上機嫌の理由だろう。
「お疲れ様です。……旦那さんですか?」
「そ。今日は久々にお互い早く帰れそうで、つい顔に出てしまう」
顔だけではなく声にも表れている。智紀は幸せオーラを放つ吉井の正面に座った。
「何年経っても仲がよろしいですよね」
吉井は事務所のマネージャー同士で結婚した。入籍から十五年経っても熱は衰えず、子供の話と同じくらい夫の話をする。マネージャーとしての腕前は拮抗しており、家庭で癒し癒されながらも仕事では高め合っていた。
「まあね。智紀は高倉さんとどう? ……って、聞くまでもないか」
「変わらず現状維持ですね」
二人で出かける機会は普通にある。ここまで来てなかなか進展しない。智紀の気持ちはとっくにバレているだろうに。
「いっそつれなくしてみたら?」
「そうしたら追いかけてきてくれるとは思います。その程度には好かれているでしょうし」
自惚れではなく事実と見ている。ちゃんと好意を感じるからだ。素っ気なくすれば寂しさ、恋しさを抱かせることは可能だろう。
「へえ。あえてしないんだ」
「離れてみないと価値に気づかれないようでは、成就したとは言えません」
温度差があるのもまた事実だと思う。この間のバーでも痛感させられた。ただ付き合えればいいってものじゃない。熱量が釣り合っていないと。吉井の案はドーピングに近く、付き合えたとして長続きはしない。経験則で判断できるから慎重になる。確実に叶えるために早まるわけにはいかず、告白を急ぐのも悪手と考えた。澪を想うのと同じくらい、澪に想われていると確信できたら、いつかは。
「なるほど。いやほんと、顔のわりに恋愛で苦労するね」
「顔のわりに、は余計です」
「はいはい。それにしても、キープされている現状だけ見れば、『変な女に引っかかっている暇はないでしょう』と注意したいけど……」
「変な女ではなく引っかかってもいない」と口を挟もうとしたが、その必要はないと察した。
「高倉さんだから許す」
「吉井さんも高倉さんを気にかけていますよね」
「ちょっと特殊な立ち位置にいるからね。興味深くて」
「わかります」
澪は役の良き理解者として名高い。ファンとは同じキャラクターを愛する同志のような、あるいは芸術作品の作り手と受け手のような、一風変わった関係を築く。智紀と受ける役が被りやすいわりに、応援のされ方はまるで違った。役を意識した振る舞いがファンサービスとなる智紀に対し、澪は役への愛を語った方が喜ばれるだろう。作家やクリエイター寄りの愛され方をしている。異性役というのを差し引いても珍しい。
「なにより彼女は、『運命の役』と出会うタイプの声優」
一つの役を演じる以前と以後で、劇的に化ける声優がいるという。吉井の見立てによると智紀は該当しない。劇的ではない小さな変化を積み上げて成長するタイプだと。
「『ジャンクタウンは眠らない』のケインのことですか?」
人当たりが良く快活な仮面、天才ハッカーとしての知性、そして明かされる本性。裏で糸を引く狡猾さと人間臭さ。属性のごった煮のようなキャラクターを、一本の筋が通った演技で顕現させた。複数の顔を演じ整合性を取る力は、ケインで得た強力な武器である。智紀が個人的に好きな役は別にあるが、高倉澪の真骨頂としてまず挙げられるだろう。
「いいえ。転機となった役ではあるけれど、順当に綺麗に成長しただけ。本当の運命ならあれの比じゃない。智紀も気をつけなさいね。彼女はもっと強くなる」
「ええ。でも聴いてみたいです」
ケインの比ではないのならとんでもない脅威だが、体感したくてたまらない。どんな演技か想像もつかないのがまた興味をそそられた。
吉井は同意するように笑って、鞄から書類を取り出す。今日の本題だ。
「さて。オーディションの話をしましょう。主役の枠を取ってきました」
かしこまった口調で空気が変わる。智紀は心してオーディション概要を聞いた。




