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猫とフェレットの箱庭〜箱庭スキルと暖かい料理で無双します!〜  作者: 荒ぶるうどん
第零章花が咲いた未来

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第7話冒険者のソウルフード【ラーメン】

冒険者たちにとってのソウルフードとは何か。冒険者にとって体力、スタミナを大量に消費するため干し肉や硬いパンだけではキツイのだ。だが誰もがアイテムボックスを持ってる訳でもなく、干し肉と硬いパン、水を持参するのだ。


「はぁ…腹が減った…」


ソロで魔の森にやって来るほどの実力者は干し肉を食べていた。美味しくて暖かい料理が食べたい。スープを食べられたのは何時ぶりだろうか…そう思っているといい匂いがしてきた。


「…なんだろこの匂い。」


若き青年冒険者は歩いていく、そして辿り着いたのが箱庭前であった。箱庭の前には大きな門があり、いかにも金持ちが住んでそうな門であった。


「あ、あのー…」

<人間?>

「え、小人?!」


小人といえば魔法も何も使えないことで差別されている人種だ。見つけ次第奴隷にする程だ。とは言っても冒険者は捕まえる気はなく、珍しさに眺めていると門が開く。


『あれお客さん?』

『お客さんだー。』

「誰?」

「え、えっと…冒険者っていうんだけど。」


若き青年は名は名乗らず冒険者と名乗り、ご飯はないかと尋ねてみた。姉猫と弟フェレットは目を合わせ、案内する。警戒するのはシロだけであった。


「えっと…いいの?」

『悪い人じゃない!』

『悪い人だったらすぐ行動するからね。』

「…油断させてから襲う気?」

「え、えっと…」

『まあまあ…おじいちゃんもいるし。』

<席にご案内〜!>


用意した席に座る若き青年冒険者、お腹がペコペコで戦うことすら出来ないのだ。


『豚骨ラーメンにしよっか。』

『やったー!姉ちゃんの作ったラーメン!』

「らーめん?」

「何それ?」

『背徳感マシマシで美味いんだぞー!』


思わずゴクリっと息を飲む。背徳感マシマシとはんだろうかと…そういう前にラーメンとは何たるか分からないまま待つことに。


<お水どうぞー!>

「あ、ありがとう…警戒しないの?」

<箱庭!悪い人入れない!>

「…え。」

『まあそういう事で…』


先ずは豚の骨、ネギ、生姜などを鍋に入れていく。臭みをある程度消したところでとんこつラーメンの真骨頂。そう豚の背脂である。豚骨と自家製醤油を合わせる。麺は小麦粉から一から作ったものだ。ちぢれ麺にし、湯掻いて、湯切りする。その間に作ったチャーシュー、メンマ、煮卵、海苔を準備する。合わせたスープに麺を投入、その上から脂、チャーシュー、メンマ、煮卵、海苔を乗せて…完成である。


『背徳感マシマシ、とんこつラーメン出来上がり!』

「こ、これは…」

『トッピングにネギあるからね〜。』


美味しそうなスープ、スープ入りのパスタだと思えば食べられる見た目、フォークを片手に食べる。すすることは出来ないのでゆっくりだが…


「…アッツ!でも…美味いー!」

「お肉の塊?」

『チャーシューって言うんだよ。』

「肉が美味しい!柔らかい!スープパスタとは違うものか!」


もぐもぐと食べていく若き青年冒険者、特に美味しいと感じたのはチャーシューだ。こんなにも味が濃くて…


「な、何か欲しい…!」

『はい白ご飯。』

「背徳感ーー!!!」

「…私こんなに食べられない。」

『男だからなぁ。』

『沢山動いてる人はスタミナ料理が必要なんだよ。』

「そうなんだ。」

「はふ…はふ…」


ラーメンというものを知らなかった若き青年冒険者は食べながら決意する。必ずやラーメンを広めようと。


「…師匠と呼ばせてください!」

『あ、そういうのはいいんで。レシピ居る?』

「…へ。」

『君、頑張ってるでしょ。手にまめつぶで来てる。』


思わず固まってしまった。どのパーティーからもバカにされ、ソロでやらざる終えない状況で必死にやってきた。だが目標すら見つからずにいた。目の前にいる生き物は直ぐに見破ったのだ。


「…いいのかな。」

『悪いように使わないって約束して。』

「…約束する。」


後に冒険者のソウルフード【ラーメン】として数多くの店が各国に出店する程になっていた。冒険者のソウルフードとしてでもあり労働者のソウルフードとして名が高い、誰もが口を揃えてラーメンだと言うほどには。


バカにしてきたものも皆、ラーメンを食べて心を入れ替えて、謝るほどになっていた。


後にラーメン創設者の元冒険者は言う。


「あの時、猫さんに貰ったレシピがあったからこそ私はこうして立派にやれているのだと思います。いつかまた改良したラーメンを食べてほしいと思ってます。」


貴族までのし上がった元冒険者はラーメンで大成功を収め、弟子を何人も持つまで成長した。改良したラーメンからあの日食べたラーメンまで品揃えよくあるのだ。


ちなみに余談だがチャーシュー作りが一番頭を抱えたと答えているのだが…それはまた別の話。


『燻製肉居る?』

「え、そこまで…」

『燻製肉美味いぞ!』

「お礼は必ずします!」

『いやそこまで思わなくても…』

「お姉ちゃんの料理は凄い。」

『あの、シロ、そこまで思わなくていいからね?!』


燻製肉とラーメンレシピを持ち、帰っていく。自分の分だけでいいかと思っている彼は知らないのだった。未来の自分がどうなっているのかを。


「先ずは豚の代わりを見つけないとな。ネギとか生姜も見つけないと…後はこんぶ?ってやつも見つけて…それまでの間冒険者はやめないぞ!」


とまで言うほどラーメン好きになったのだった。


醤油ラーメンが大好きです、特にカップラーメンのメンマと麺が美味しい。チャーシュー好きなんですが…太るからなぁ。毎日は食べれない。

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