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第13話 リリアちゃん、変なの
バタン!
ーー扉が閉まる音がした。
あらっ、リリア様、帰ってきたのかしら?
今日は、お友達が遊びに来た日だった。
リリア様は、お友達を門まで見送ったはずだ。
いつもなら、遊んだ後は、私の所にまっ先にきてくれる。
ーーリリア様?
ドアをノックして、そっと扉を開ける。
リリア様が、うずくまって泣いていた。
「リリア様!いかがいたしましたか?」
静かに涙を流すリリア様。
「…アンナでよかったら、話してくれませんか?」
「誰にも言わないので」
「…誰にも、いわない?」
リリア様が少し顔をあげて言った。
「ええ、アンナとリリア様だけですよ。」
リリア様は、少しずつ話しはじめた。
「…あのね、お人形遊びをしていたの。」
「お人形に、何を着せたい?って聞かれて、」
「おかあさまからの、お手紙がないから、リリアはわからないって答えたの。」
「そしたら、『なにそれ!リリアちゃん、変なの!!』って言われて……」
リリア様は、声を絞りだすようにして教えてくれた。




